安全・安心な東京五輪 「できない」64% 新聞毎日の世論調査

 2020年、辛丑(かのとうし)、水無月6月19日(土)。雨一時曇り。最低気温20度。最高気温は23度。

 朝の散歩はいつものコース。久しぶりの雨。夏野菜には慈雨だ。紫蘭の消えた杉浦さんち前の三差路へ指しかかると、寺津用水の水量はまずまずでスムースに流れていた。

 髙嶋さんちの庭では、ドウダンツツジの生垣の中からアリストロメイア3輪が顔を出していた。

 体育館の駐車場で1台の車も来ていないが、花壇には色を付けたアジサイがしっとりとしていた。裏の野良猫は、1匹も来ていない。

 花梨畑の対面、野畠さんちのマトバアジサイ、水島さんちの崖には白と赤のワイドロマンスの花がきれいに咲いていた。ほかにカンパニラとラベンダーも。

 石田さんちの赤白のセージ、ガクアジサイが色づき始めた横山さんちや対面の金子さんち過ぎ、玄関前の白とピインク、赤の小粒のバラがいい。

 坂道から五ノ田さんちの四つ角へ左折すると生垣に小粒の6輪のバラは元気でいた。

 玄関前ではヒメシャラも朽ち、前庭でギホシの花がいい。中村のお婆の庭にはツツジが咲いて、畑の夏野菜は生き生きしていた。

  小津さんちの納屋の前に30輪あまり咲いたの白いタチアオイ、また才田さんちの納屋の後にも4、5本のピインクの花を点けて梅雨明けを待っていた。庭にはナンテンの小粒の花がいい。

 柏崎さんち、プランターの夏野菜も郁々していた。四差路の角の米田さんち、2本のアジサイも空色に色づいていい。

 白いバラや紫蘭の上村さんち隣の槌田さんち、スモークツリーも色づいて、深紅のバラが7輪になっていた。

 ツツジや夏椿の山津さんちの四つ角へ。新緑のモミジもいい。対面の角家の河西さんちの大きなヤマボウシがいい。左前方、バス通りの四つ角、かつてのゴミステーションては赤やピインクのタチアオイが、2~3mにも伸びて梅雨明けを待っているようだ。

 花がテッペンまで伸びると梅雨が明けるといわれている、金沢はきのふ梅雨入りした。大柳さんち前は新築住宅、大工さんはきていない。その隣の新築予定地は、隣との境界線に型枠が敷かれて、床にもコンクリートが打ち込まれていた。

 大友さんちの庭には、白のバラ、ツツジ、ガクアジサにユリが6輪咲いて待っていた。ザクロにはカーキ色の花が咲き始めていた。

 湯原さんちの畑、キウリの黄色の花やナスの葉も濃くて、わらが敷かれてあるスイカも元気ある。

 金子さんちでは玄関先で、咲き誇る赤いバラも少し朽ちてきたが、紫蘭が待っていた。型枠工場ではアーム付きトラックの1台は構内にいた。ベトナムの青年はまだのようだ。

 左手の前方、Dr小坂、宇野さんはまだで、Drの庭では、パンジーにビオラ、バラ、スモークツリーが、宇野さんちではヤマツツジやアジサイが咲いていた。

 対面の土井さんちのカーラにマトバアジサイがいい。

 宇野さんの兄貴さんちの庭ではアルストロメリアにシベリュウム。なかの公園の手前の四つ角で散歩に出られた松本翁に「お早うございます」、で同行されて右折。

 修平さん実家の広い庭にはツツジが目立つ。対面の太田さんちのガレージや庭のシャクヤクが朽ちた。ペンキ屋さんちの玄関前には、バラは咲き出して、イチジクの若葉がいい。

 花は咲いても実のならないザクロの花もいい。徳中翁の風車が回っておらず、畑のズッキーニの花やアジサイがひときわ目立ち、ガレージの深紅のバラもいい。小原さんちの裏のV字谷、リサイクルセンターはまだ稼働していなくて静かだ。

 土谷さんの横の三叉路の角家。今年も庭一面にコスモス、10輪余りが咲いていた。神社の前の清水のお婆の玄関前では紫蘭に白いラン。畑では、アヤメは朽ちて黄色と紫の菊の一棟がいい。

 神社の境内の横、一服の吉田の爺は見えず。土村のお爺の表の庭ではツツジが、玉ねぎか横になっていた。車庫の前ではオダマキが再び消えた。

 松原さんちのが花壇のパンジーやツツジに咲き出したバラなどがいい。燕のいなくなった湯原さんち、白やピインクの芝桜、ブラックベリー、ハマナス、笹百合、アルストロメリア、増えるルビナスが咲いてアジサイもいい。

 窓が閉められて燕の出入りしていない車庫の裏では、オオアラセイトウ(大紫羅欄花)。別名はショカツサイ(諸葛孔明が広めたとの伝説から諸葛菜)が朽ちていた。

 三叉路の角、山本さんちの裏庭では馬酔木の新芽に松葉ボタンがいい。右折すると坂本さんち、庭のタカネバラやリキュウバイは朽ちて清楚な感じのするオオヤマレンゲも1輪になったが咲いていたのがいい。

 黄梅、ルビナス、ツツジや西洋シャクナゲ、卯の花、色づいたアジサイ、真っ赤なゼラニュームにエンジェルトランペットが咲き出した松本翁の庭。

 松本翁から「雨宿りしていきませんか」に、甘えて茶とピーナツ入りのせんべいをご馳走になった。

 話は先日来、裏の竹十数本切って、鉢物の萩などを置いたこと、去年は屋根に上ってスモモの枝を落としたことなど。雨が小降りになってきたので失礼した。対面の故吉井宅では八重のツバキはくたびれて、

 みすぎ公園へ向かわず。井上さんち、雨具を着せたシュナイダーと家の前を歩くお婆が目に入り、手を挙げて朝の挨拶した。

 京堂さんち前から、バス通りを渡って7階建てのアパート前を経て、コンビニ裏通りへ。コンビニの裏の井戸さんちの玄関前にホタルブクロが咲いていた。

 徳田さんちの二枚の田んぼの早苗ちゃんは元気だ。ひょっとこ丸はまだ出られていない。

 ヤマボウシやバラ、ビオラ、パンジーのきれいなDr谷内江さんち過ぎて、北のお婆の畑の前、柴田のお婆が花畑を見に来られて「お早うございます」。

   四つ角の藤田さん庭では黄色のシベリュウムウム、バンジーにカーラ、ツツジが待っていた。山本さんちの庭の松葉ボタン等々を見つつ行く。

 山本さんちの畑では梅雨明けを待っているピインクのタチアオイか待っていた。飯田さんちのバラは2輪、アジサイの消えた奥村さんち前過ぎて、キウリが少し大きくなってナスも実りつある

 瀬戸さんちの畑、本田さんちのツツジ等々を見つつ小屋に戻った。

 小屋に戻って、朝飯の後、カフェを点てて茶を一杯飲むのが至福のひと時である。

 朝の歩数は4197歩、距離は2、6km、消費カロリーは170cal、脂肪燃焼量は12g。

たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時
                    橘曙覧 (1812~1868)

                 ◇

 けふ19日(土)午前、東北南部・北部が梅雨入りしたとみられると仙台管区気象台は発表した。

 今シーズンは西日本や東海では記録的に早い梅雨入りとなったが、関東甲信や北陸では平年より一週間遅くなり、東北でも平年より遅れて本格的な雨のシーズン到来となった。

 けふ19日(土)の東北地方は低気圧の影響で雨が降っていて、夜は雨脚が強まり雷雨の所もある見込み。また、向こう一週間も雲の通り道となり、くもりや雨の日が多くなる見通しだ。

 各地の平年差、前年差は

 ・東北南部 平年より7日遅い、昨年より8日遅い
 ・東北北部 平年より4日遅い、昨年より6日早い

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

                 ◇

 東京オリンピック・パラリンピックに関して、政府が国内の観客を入れて開催する検討をしていることについて「妥当だ」との回答は22%にとどまった。

 「国内の観客も入れずに無観客で開催すべきだ」は31%に上った。これは新聞毎日と社会調査研究センターが19日実施した全国世論調査による。

 5月22日の前回調査で「無観客で開催すべきだ」は13%だった。「中止すべきだ」は30%で前回(40%)より10ポイント減少し、「再び延期すべきだ」は12%で前回(23%)より11ポイント下がった。

 「中止」と「再延期」を合わせて4割超となった。「わからない」は5%(前回3%)だった。首相菅は東京五輪について「安全・安心な大会を実現する」と繰り返している。

 安全、安心な形で開催できると思うかとの問いでは、「できると思う」は20%にとどまり、「できるとは思わない」は64%に上った。

 政府は東京五輪を予定通り開催する方針を崩していない。政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の会長尾身茂ら専門家有志は18日、五輪について、無観客での開催が「望ましい」と推奨する提言を公表した。

 世論も五輪に伴う感染拡大への不安は強く、開催を前提にしつつ、無観客を求める意見が増えていることがうかがえる。

 政府が新型コロナの感染拡大に伴い、10都道府県に発令している緊急事態宣言を沖縄以外で解除することについて、「妥当だ」は40%で、「解除を急ぎすぎだ」の54%を下回った。

 「沖縄も解除すべきだ」は5%だった。沖縄以外の9都道府県のうち、東京、大阪など7都道府県は21日から、まん延防止等重点措置に移行するが、政府の対応を疑問視する意見も根強い。

 菅内閣の支持率は34%で、政権発足以降で最低となった前回の31%から3ポイント増加した。不支持率は55%で、前回の59%から4ポイント減少した。

 菅政権の新型コロナ対策については、「評価する」が21%で、前回(13%)より増えたが、依然として評価は低い。「評価しない」は60%で、前回(69%)より減った。「どちらとも言えない」は18%(前回17%)だった。

 政党支持率は、自民党30%(前回29%)、立憲民主党10%(同10%)、日本維新の会6%(同6%)、共産党6%(同5%)、公明党4%(同4%)、れいわ新選組2%(同2%・国民民主党1%(同1%)――など。

 「支持政党はない」と答えた無党派層は40%(同41%)だった。調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯766件・固定351件の有効回答を得た。

                 ◇

 東京オリンピック・パラリンピック開催について、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の会長尾身茂ら専門家有志26人が18日に政府へ提出した提言は、五輪開催の是非や妥当性に関する文言を封印する一方、開催を前提にした「現実路線」にかじを切ったものだ。

ただ、期間中の「リバウンド(感染再拡大)」を警告し、感染拡大の予兆があれば「強い対策」をためらわずに発動することを求めるなど、有観客での開催を模索する政府側をけん制している。

「当初の(提言)文書では、『五輪開催の有無も含めて検討してほしい』との文章があった。しかし首相菅が主要7カ国首脳会議(G7サミット)という国際的な場で開催を表明し、(専門家で)開催の是非を検討することは実際的にほとんど意味がなくなった」。

尾身は18日夜の会見で、当初の提言では「開催の妥当性」を含めるか検討したものの、最終段階でそぎ落としたことを明らかにした。

 提言は五輪を開催する際に生じる感染リスクと医療体制への負荷がどの程度かを評価し、「無観客開催が最もリスクが少ない」と結論づけている。一方、尾身が国会で「パンデミック(世界的大流行)で(五輪を)やるのは普通はない」と発言するなど、

専門家が提言で「五輪の開催の是非」に触れるかどうかが焦点になっていた。提言をまとめたのは厚労省に感染対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」や分科会のメンバー。

4月ごろから自主的な勉強会を開いて議論を重ねてきたが、当初から一部の参加者は「開催こそが最大のリスク。感染力が強い変異株がまん延する恐れがある中で開催すべきではない」と主張。

作成過程では「リスクを踏まえて開催するかどうか検討すべきだ」といった文言を盛り込む検討を進めていた。しかし、尾身と政権側の窓口となった経済再生担当相西村康稔の交渉プロセスで提言の中身は変容していった。(毎日)

                 ◇

 東京五輪・パラリンピックをめぐり、政府と大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)などは21日に5者会談を開き、観客数の上限を1万人と決定する方針だ。

 新型コロナウイルス感染拡大への懸念から「無観客」を求める専門家に対し、首相菅は「有観客」を譲らなかった。

 ただ、開催都市の東京都では「第5波」の兆候も見える。リバウンド(感染再拡大)を招けば、首相の責任が問われるのは必至だ。

 政府は、東京都などの緊急事態宣言を20日で解除し、21日から「まん延防止等重点措置」に移行。宣言や重点措置の解除後は、大規模イベントの観客制限を「上限1万人」とする。

 首相は17日の会見で、五輪の観客について「人数上限はこうしたルールに基づき決定される」と述べた。

 一方、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の会長尾身茂らは、五輪開催の提言をめぐり水面下で協議。宣言発令の目安となる「ステージ4(感染爆発)」相当なら中止を求める案も一時は有力視された。

 政府は当初、こうした専門家の動きに対し、「自主的な研究」(厚労相田村憲久)などと冷ややかだった。しかし、五輪中止論の広がりを受けて方針転換。

 今週に入って「経済再生担当相西村康稔が連日、専門家との調整に当たった」(政府関係者)という。最終的に公表された提言は、無観客が「望ましい」としつつ、有観客の余地も残した内容となった。

 首相は「野球やサッカーはいいのに、なんで五輪だけ観客が駄目なんだ」と周辺に語るなど、専門家への不満をにじませる。観客を入れて五輪を開催することで、新型コロナ対策の成功を国内外にアピールする思惑に加え、

 IOCなどの意向も背景にあるようだ。首相は18日夜、執務を終えて首相官邸を出る際、専門家の提言への対応を問われたが、無言で立ち去った。西村は会見で、尾身から提言を受け取ったことを明かした上で、

 「首相をはじめ政府内で共有した。しっかり受け止めて対応したい」と述べた。

 もっとも、各社の世論調査ではなお、五輪開催への慎重論が根強い。7月4日投開票の東京都議選や今秋までの衆院選を控え、首相側近は「有観客で『第5波』が生じればダメージは計り知れない」と懸念。

 政府内では、7月23日の五輪開幕までに感染状況が改善しなければ、無観客を決断すべきだとの意見も出ている。

                 ◇

 ミャンマー国軍のクーデターで拘束されたアウンサンスーチーが19日、76歳になった。

 各地で市民が街頭に集まり、即時解放や国軍の退場を訴えた。ネットなどを通じて一斉行動の呼び掛けが広がり、市民らはスー・チーが愛用する花の髪飾りを着け、お祝いのケーキなどを手に行進。

集会で「お母さんを自由に」などと声を上げた。地元メディアによると、スー・チーは1989年から2010年までの断続的な軟禁下で計15回の誕生日を迎えた。

国軍は訴追を重ねて拘束を長期化する構え。弁護士は「健康状態に問題はないが、軟禁場所が把握できず、正確な情報を入手できているかも不明だ」と話している。

軍事政権下での3度にわたる軟禁を乗り越え、国の指導者として民主化を進めてきたが、国軍の実力行使によってまたも軟禁下で誕生日を迎える事態に至った。4度目の軟禁も長期化する恐れがあるなか、

国軍への抵抗を続ける市民らを精神的に支える存在になりつつある。

 スーチーはいま、自分でもわからない場所で、外部からの情報を遮断されたまま軟禁されている。弁護士によると、2月1日のクーデター以降、首都ネピドーの自宅で軟禁されていたが、

 一緒に暮らしていた看護師ら8人や1匹の愛犬とともに、5月23日にいまの場所に移された。過去の軟禁生活ではラジオを聴くことはでき、1991年の自身のノーベル平和賞受賞もラジオで知ったが、

 今回は国営放送の一部の番組が許可されているだけだという。国軍の大佐級の人物が定期的に面会しているが、どんな情報を伝えているのかは不明だ。

 ただ、大勢の市民が国軍による弾圧で犠牲になっていることや、民主派が国軍に対抗して「統一政府」や「国民防衛隊」を設立したことは知っている様子だという。

 5月24日、スーチーは自身が訴追された裁判に初めて出廷し、その直前に弁護士との面会も初めて実現した。スーチーはその場で、国民へのメッセージを弁護士に託し、自身が率いる国民民主連盟(NLD)と、国民の結びつきを強く訴えた。

 ミャンマーの首都ネピドーで5月24日、初出廷したアウンサンスーチーはロイターによると、「NLDは国民のためにつくられた。国民がいる限り、存在し続ける」そして、「国民の健康を願う」とも述べたという。

 その3日前、国軍側はNLDを解党する方針を示していた。そのさなかのメッセージに、SNSには「勇気づけられた」「彼女の言葉は我々の力の源だ」といった声が相次いだ。

 6月に入って再び面会した弁護士によると、スーチーは過去の軟禁生活と同様に国軍側が提供する物資を拒み、監視の警察官らに現金を渡して必要な食料などを調達している。

 現金や薬が底をついたため、弁護士に支援を求めた。歯が痛むと訴えている以外は、健康状態に問題はないという。

 裁判について、弁護士は「訴追された罪はいずれも不当だ」と憤る。スーチーはそれでも自信に満ちた様子で、弁護士に「法律に基づいて対応するように」と指示したという。

 かつての軍政時代、国軍は民主化運動の指導者だったスーチーを3度にわたり計15年間、軟禁した。カリスマ的な人気があるスーチーを恐れ、その言動を封じ込めて影響力をそぐためだった。

 それでもスーチーへの支持は衰えず、民政移管後の2015年の総選挙でNLDが圧勝。昨年11月の総選挙では、前回を上回る勝利を収めた。

 国軍側の予想を超える力を持ったスーチーを、国軍は再び物理的に封じ込める挙に出た。すでに国家機密法違反など七つの罪で訴追しており、相次いで有罪判決を下して、長期間にわたり拘束・軟禁を続けるとみられている。

 緊急事態宣言の解除後に実施するとしている総選挙からもスーチーやNLDを排除し、国軍主導の政権を樹立する構えだ。背景には、国軍こそが国家を正しい方向に導けるという思想がある。

 上智大学教授(ビルマ近現代史)根本敬は「4度目となる軟禁は、国軍が文民統制を拒否し続けていることの象徴だ」とみる。国軍は軍政時代、スーチーの軟禁と徹底した市民への弾圧で、民主化運動を抑え込んだ。ただ、今回は様相が異なる。

 スーチーを軟禁しても、抗議デモを武力弾圧しても市民らの抵抗はやまず、職場を放棄して国軍の統治をまひさせようとする「不服従運動」が続いている。

 この運動はスーチーが1989年、不当な命令には義務としてあらがうよう呼びかけた演説が、思想的な原点になっていると指摘されている。当時はなかなか実を結ばなかったが、民政移管後のこの10年で自由な空気を知った市民たちが、それを実践に移している構図だ。

 国軍側は約15万人の教職員を処分するなど締め付けを強めているが、運動が収まる気配はない。また、これまではスーチーを「個人崇拝」のような形で支持し、政治もスーチーに任せきりにしてきた側面もあったが、

 クーデター後は市民らが自発的に運動を続け、国際社会にも支援を訴えている。教授根本は「スーチー氏の存在は個人崇拝の対象から、精神的な支柱に変わりつつある」と話し、たとえ軟禁状態が続いても、市民の心の支えになり続けるとの見方を示した。(朝日)

 ♪でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐、が来た
哀しみは 島わる 波のよう 哀しみは 島わたる 波のよう

 ウージの森で あなたと出会い ウージの下で 千代にさよなら
島唄よ 風にのり 鳥と共に 海を渡れ 島唄よ 風にのり 届けておくれ わたしの涙

 でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ ささやかな幸せは うたかたぬ波の花
ウージの森で 歌った友よ ウージの下で 八千代に別れ

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を
海よ 宇宙よ 神よ 命よ このまま永遠に夕凪を

 島唄は 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄は 風に乗り 届けてたもれ 私(わくぬ)の涙(なだば)
島唄は 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄は 風に乗り 届けてたもれ 私の愛を
                 1992年 島唄  THA BOOM 作詞作曲:宮沢和史

 東京都でけふ19日、新たに388人の感染が確認された。先週土曜日と比べ79人減少した。

 直近7日間の感染者数の平均は377.7人で、前の週の96.6%となり、感染者数は下げ止まっている状況。

 一方、新たに4人の死亡が確認されたほか、重症者は18日より1増えて43人。NNNの集計による午後4時50分現在の19日全国の感染者は847人。新たに亡くなった方は16人となっている。

 また、全国の重症者は740人で、前の日から35人減少している。

 ♪やさしさと かいしょのなさが 裏と表に ついている そんな男に 惚れたのだから
私がその分 がんばりますと 背(せ)なをかがめて 微笑み返す 花は越後の 花は越後の 雪椿

   夢にみた 乙女の頃の 玉の輿には 遠いけど まるで苦労を 楽しむように
寝顔を誰にも 見せないあなた 雪の谷間に 紅さす母の 愛は越後の 愛は越後の 雪椿
          昭和62年  雪椿 作詞:星野哲郎  作曲:遠藤 実

 月桃の花咲く島に軍用トラックふさわしくないヘリ基地反対
                          大阪府 道浦母都子

 うちなーは今。今朝早く那覇市の路上で男が血を流して倒れているのが見つかり死亡が確認された。

現場近くから遺書とみられるメモが見つかり、警察は男が自ら命を絶った可能性があるとみて慎重に調べている。

16日に石垣市の米原ビーチでシュノーケリング中だったとみられる女性2人が心肺停止の状態で市内の病院に搬送されていた水難事故で、八重山署は17日、2人が死亡したと発表した。

 死亡したのは愛知県豊橋市の女性(77)と蒲郡市の女性(74)。2人は姉妹で、観光で来島していた。死因は調査中。

沖縄県はけふ19日、新たに97人の新型コロナウイルス感染を確認した。

県内の累計感染者数は2万64人となり、2万人を超えた。1日当たりの報告数は3日連続で100人を下回った。米軍関係は新たに2人が感染し、累計で1442人となった。

 県は18日、10歳未満から90代以上の男女86人の新型コロナウイルス感染を確認していた。海外で猛威を振るうインド株の可能性がある変異株「L452R」のスクリーニング検査を本格化。

先週と今週で計432件の検体を県衛生環境研究所(衛研)などで検査をし、陽性はゼロだった。

 ♪泣けた 泣けた こらえきれずに 泣けたっけ あの娘と別れた 哀しさに
  山のかけすも  鳴いていた 一本杉の 石の地蔵さんのよ  村はずれ

 遠い 遠い 想い出しても 遠い空 必ず東京へ ついたなら
便りおくれと 云った娘(ひと)りんごのような 赤いほっぺたのよ あの泪(なみだ)

 呼んで 呼んで そっと月夜にゃ 呼んでみた 嫁にもゆかずに この俺の
帰りひたすら 待っている あの娘はいくつ とうに二十はよ 過ぎたろに
    昭和30年 別れの一本杉  作詞:高野 公男 作曲:船村徹

 解散総選挙。安倍内閣の2年間の評価を問う第47回衆院選は、2014年暮れ12月の14日に投開票された。

 「景気回復、この道しかない」――。解散総選挙で安倍自民党が掲げた景気浮揚策は日本に「格差」という負の側面をもたらしている。

 国の税金を使った首相安倍主催の「桜を見る会」の疑念は消えるどころか、より深まった。

 安倍内閣が決めた東京高検検事長の定年延長への批判は高まり、法相森雅子の不信任案提出に至った。

 菅内閣の発足を受け、政権内の力学は変化しそうもない。

 前政権が残した「負の遺産」の一つは、官僚が首相官邸におもねる「忖度(そんたく)政治」がはびこったことだ。

しかし、首相菅に交代して、この悪弊は改まるどころか、さらに広がるかもしれない。

 忖度の背景には中央省庁の幹部人事を決める内閣人事局が2014年に新設されたことがある。そこで官僚は自らの人事(=生活)を握られて、首相らの顔色ばかりをうかがうようになった。

 そして森友学園をめぐる不可解な国有地売却問題。政治問題に発展するのを恐れた財務省は、前首相安倍の妻・昭恵らの名前を消す公文書改ざんにまで手を染めた。

改ざんを上司に命じられ、苦悩した近畿財務局職員が自殺する悲劇にまで発展しながら、今なお真相は解明されていない。

 官邸に唯々諾々と従う上司も情けないとは思うが、民主政治の基本である行政の公正さや透明性をゆがめているのは間違いない。

 この内閣人事局設置を官房長官として主導し、活用してきたのが首相菅そのものだ。

 ♪僕はYesと言わない 首を縦に振らない 周りの誰もが頷いたとしても 僕はYesと言わない

 絶対沈黙しない 最後の最後まで抵抗し続ける

 叫びを押し殺す 見えない壁が出来てた  ここで同調しなきゃ裏切者か 仲間からも討たれると思わなかった

 僕は嫌だ

 不協和音を僕は恐れたりしない 嫌われたって僕には僕の正義があるんだ 殴ればいいさ

  一度妥協したら死んだも同然  支配したいなら僕を倒してから行けよ‥
                      歌:「欅(けやき)坂46」の「不協和音」。

 米軍普天間飛行場移設問題の国民的議論を提起している「新しい提案」実行委員会と、全国青年司法書士協議会は18日、沖縄を含む全国1788の都道府県・市区町村議会に、辺野古新基地建設の中止と

同飛行場の県外・国外移転について公正・民主的な解決などを求める陳情を送付した。

 自民党の元厚労相塩崎恭久(70)は19日、松山市内で会見し、次期衆院選愛媛1区から出馬せず、引退する意向を表明した。

「次世代へのバトンタッチが必要だ。地域や国のために、形がどうあれ貢献していきたい」と述べた。任期満了まで残り4カ月での引退表明。「政策課題が形になり区切りがついた」ことや「妻の体調」を理由に挙げ、

「この1カ月で気持ちに変化の兆しが見え、最近(不出馬を)決断した」と話した。次の愛媛1区について、公募で選ばれた候補者を支援し、後継指名はしない考えを明らかにし、「自民党の1議席を死守するというのは私の責任でもある」と強調した。

“エレキギターの神様”と呼ばれた歌手の寺内タケシ(本名・寺内武)が18日午後8時半過ぎ、肺炎のため横浜市内の病院で逝った。82歳。

 ずば抜けたギターテクニックを武器に「ブルージーンズ」のバンドマスターとして活躍。クラシックから民謡まで、さまざまなバージョンで独自のサウンドを創り出した。

 1500校を超える「学校巡礼コンサート」もライフワークに活動していたが、最近は表舞台から遠ざかっていた。

 茨城・土浦市議会議長も務めた父が経営する海軍御用達の電気屋の家に生まれ、5歳でエレキギターを“発明”したという逸話も持つ寺内さん。母は三味線と小唄の家元で、幼少から音楽に触れて育った。

 中学の頃からバンド活動を繰り広げ、高校卒業後は関東学院大電気科に進学し、工学博士の学位論文は「ナチス・ドイツの音波拷問テクニック」。85年に故郷の茨城・筑波学園都市で開催された「科学万博」では

 総合企画担当も任されるなど、音楽界にとどまらない活動で多大な功績を残した。大学在学中にプロ活動を始め、ミッキー・カーチスやジミー時田(00年死去、享年63)とバンドを組んだ後、63年にブルージーンズを結成。

 67年に「レッツ・ゴー・運命」で日本レコード大賞編曲賞、53年には「民謡大百科」で同企画賞を受賞。万単位の持ち歌を持つという中で「津軽じょんがら節」「ソーラン節」などエレキ民謡など独自の音楽制作でも高い評価を得た。

 かつて「エレキ=不良」と言われた時代もあった。65年には栃木・足利市教委が「エレキ禁止令」を出したが、74年から、その風潮を打破するために全国各地の学校を巡って視聴覚教育「ハイスクールコンサート」をライフワークに、訪問した学校は1500校を超える。

 04年には、青少年の情操教育に尽力し、斯界の発展・向上に貢献したとして文化庁長官表彰を受賞した。また海外公演も積極的に、病床の少女の願いをきっかけに訪れた3度の旧ソ連での公演も、連日1万人以上を動員。

 演奏した国は30か国以上とも言われる。全国の8市町村からの研究要請を受け、阪神大震災が発生した2年後、音響工学を駆使し、現場情報を収集して避難誘導する非常災害用車両を考案、設計したこともあった。

 02年には大腸がんを患ったが、見事に復帰。その後も精力的に活動。最近(19年9月現在の情報)では19年9月13日に都内で「テリー復活!スペシャルライブ」としてステージに立つなど、80歳を超えても生涯現役を貫き、類いまれなギターパフォーマンスでファンを魅了していた。(スポーツ報知)

 ♪破れ単衣に 三味線だけば よされよされと 雪が降る 泣きの十六 短い指に
息をふきかけ 越えて釆た アイヤー アイヤー 津軽 八戸 大湊

 三昧が折れたら 両手を叩け バチがなければ 櫛でひけ 音の出るもの 何でも好きで
かもめ啼く声 ききながら アイヤー アイヤー 小樽 函館 苫小牧

 鍋のコゲ飯 袂でかくし 抜けてきたのか 親の目を 通い妻だと 笑ったひとの
髪の匂いも なつかしい アイヤー アイヤー 留萌 滝川 稚内
              1980年  風雪ながれ旅 作詞:星野哲郎 作曲:船村 徹

 イラン。任期満了に伴うイラン大統領選は19日、開票が進み、反米保守強硬派の司法府代表エブラヒム・ライシ(60)が初当選を確実にした。

 イラン内務省の中間発表によると、開票率90%の時点で投票総数の6割超を得票しており、他の3候補を圧倒した。

 国際協調路線を取った保守穏健派のロウハニ政権からの路線転換は確実で、2013年に退任した前大統領アフマディネジャド以来、8年ぶりの強硬派政権となる。核開発問題などを巡り、米国や他の中東諸国との緊張が高まる恐れもある。

 今回の選挙では最高指導者ハメネイ師(82)の影響下にある国家機関「護憲評議会」の事前審査により、立候補を届け出た保守穏健派・改革派の有力者が軒並み失格となったため、

 ライシ師の大勝が早くから予想されていた。このため有権者の関心は低く、投票率は前回の73.3%から大幅に落ち込む見通しだ。

 現地メディアなどによると、穏健派候補の前中央銀行総裁はヘンマティ敗北を認め、「(新政権で)国民生活を向上させてほしい」などと語った。大統領ロウハニも19日にライシ師と会談し、勝利を祝福した。

 ライシ師はイスラム教シーア派の聖地があるイラン北東部マシャド出身の聖職者。預言者ムハンマドの血を引く法学者が巻くとされる黒いターバンをしている。

 検事総長など司法界の要職を歴任。17年の前回大統領選ではロウハニ師に敗れた。高齢のハメネイ師の後を継ぐ次期最高指導者の有力候補と目される。

 1979年の革命で親米派の王政を打倒してイスラム共和国となったイランでは、最高指導者が国防・外交など国政全般に最終決定権を持ち、大統領はその下で行政府の長として機能する。

 大統領の任期は4年で、連続3選は禁止されている。(毎日)

 北朝鮮。朝鮮労働党総書記金正恩は17日、党中央委員会総会3日目の会議で、子どもの養育環境改善は国家の最重大政策だと強調し、国の負担で全国の子どもに乳製品など栄養食品を供給する方針を表明した。

朝鮮中央通信が18日伝えた。会議では、今年の主要政策遂行に向けた追加対策に関する決定書のほか、党、軍、国民が農業に全力を挙げて穀物の生産計画を達成するとの決定書を採択した。

 米国。米ホワイトハウスは17日、新型コロナウイルスの治療薬の開発強化に乗り出すと発表した。

 発症を防ぐワクチンの開発と普及に一定のメドがつき、今後は感染者の治療の拡充を図る。開発費などに32億ドル(3500億円)を投入し、年内の実用化を目指す。

 米保健福祉省によると、国内では感染者の回復や重症化防止の効果が期待される治療薬の候補が19種類あり、臨床試験の審査手続きなどが優先されている。バイデン政権はこうした治療薬候補の実用化をさらに加速させるため、

 製薬企業や研究機関に対し、臨床試験の費用約10億ドルや薬の製造7億ドルなどを配分する。

 政権が特に重視するのが、摂取や保管が容易な経口タイプの治療薬だ。今月9日には今回の計画の一環として、米製薬大手メルクが開発中の経口薬「モルヌピラビル」170万回分を、当局の承認を前提に12億ドルで購入すると発表した。

 保健福祉省は「感染の初期段階で自宅で摂取できる経口薬があれば、国内外で多くの命を救うことができる」と意義を強調する。

 ワクチンの効果には個人差がある可能性が指摘され、安全性への懸念から接種を拒む人も一定数いる。米政府の首席医療顧問アンソニー・ファウチは17日の新型コロナ対策チームのオンライン会見で、

 ワクチンだけでは感染を完全には抑えられない現状を踏まえ、「治療薬は、ワクチンを補う重要な要素となる」と語った。コロナ治療薬を巡っては、昨年10月に米当局が抗ウイルス薬「レムデシビル」を正式承認した。

 ただ、世界保健機関(WHO)は治療効果がないとして利用を推奨しないとの指針を示している。米国のワクチン接種件数は3億回を上回り、18歳以上の約65%が少なくとも1回の接種を終えている。

 日本では、厚労省が治療薬の開発を急ぐため、臨床試験の費用などとして、複数の製薬企業にそれぞれ数億円規模の補助を実施する方針だ。  現在、複数社と大学が治療薬の研究開発に取り組む。「中外製薬」(本社・東京)は今年3月、抗体を使った薬について国内で臨床試験を始めた。海外では軽症者らの入院や死亡のリスクを7割減らす結果が出ており、年内の承認申請を目指す。

 北里研究所は、ノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大特別栄誉教授大村智が開発に貢献した抗寄生虫薬「イベルメクチン」について、新型コロナ治療に使えるよう、医師主導治験を行っている。(読売)

 米・ニューヨーク。国連総会(193カ国)は18日、国軍によるクーデターが起きたミャンマーに武器が行き渡らないよう、加盟国に協力を求める決議を採択した。

 日本や欧米諸国を含む119カ国が賛成したが、中国やロシアのほか、カンボジアやタイなど東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国のうち4カ国も棄権した。

 決議はミャンマー国軍に拘束中のアウンサンスーチーらの無条件解放を要求。抗議デモの参加者を抑圧し、多数の死者を出したことを「強く非難する」とともに、「全ての加盟国に、ミャンマーへの武器の流れを防ぐことを求める」と記された。

 ミャンマー情勢をめぐっては、安保理が4月に「深い懸念」を示す報道機関向けの発表文を出したが、武器禁輸など強制的な措置は取っていない。

 総会決議には安保理決議のような法的拘束力はないが、国際社会の意見として一定の重みがある。ただ、ミャンマーも加盟するASEANの票がまとまらなかったため、国軍への圧力の効果は一定程度にとどまるとみられる。

国連総会は18日、今年末で任期が切れる国連事務総長グテレス(72)=ポルトガル=を再任する決議案を全会一致で採択した。

 任期は来年1月から5年間で、新型コロナウイルス禍への対応や気候変動など世界が直面する課題に取り組む。

 グテレスは再任後の演説で、「歴史上の重要な時、あえて言うなら新時代の入り口で私に委ねられた非常に大きな責任を痛感している」と強調。「今取る選択によって私たちは自分たちの歴史を書いている」と指摘し、

 「前向きな事態の打開に向けて貢献するため全力を尽くすと誓う」と表明した。(時事) 

 スイス。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は18日、迫害や紛争で自国外へ逃れた難民や難民申請者、自国内で居住地を追われた国内避難民などの総数が2020年末に過去最多の8240万人となったと発表した。

 10年の4100万人から倍増した。新型コロナウイルス感染症の世界的大流行で移動が制限されたこともあり、20年に再定住が実現した難民は3万4400人と、19年の10万7700人から7割減少した。

 米国が9600人、カナダが9200人のほか、欧州諸国が計1万1600人を受け入れた。

 イスラエル。建国以来初めて連立政権に加わったアラブ系政党「ラーム」の党首マンスール・アッバス(47)が17日、新聞朝日の単独インタビューに応じた。

パレスチナ自治区ガザ地区の武装勢力とイスラエルの武力衝突について「我々が連立政権入りしたことで、状況が沈静化することを期待する」と述べ、政治的解決が必要だとの認識を示した。

 イスラエル国会(定数120)は今月13日、極右政党「ヤミナ」や中道「イエシュ・アティド」のほか、左派政党やラームなど8党による新政権を信任。連続12年にわたり首相を務めたネタニヤフが退陣した。

 アッバス率いるラームは、イスラエルの人口の2割を占めるアラブ(パレスチナ)系住民を支持基盤とする。アッバスは「我々はパレスチナのアラブ人で、イスラエル市民でもある。

右派でも左派でもない」と自認。立場の異なる極右政党などとの連立を決めた理由について「アラブ系住民は多発する犯罪や差別など、あらゆる問題に苦しんできた。アラブ系議員が国会で反対しているだけでは、

アラブ社会のために何も得られない」と語った。新政権では、アラブ社会における犯罪との闘いや、アラブ系住民の社会的、経済的立場の向上に最優先で取り組むとした。

 党首ヤミナの首相ベネットは、パレスチナ自治区に独立したパレスチナ国家を作り、イスラエルと平和共存する「2国家解決」案にも反対する。

アッバスとは正反対の立場で、連立入りしたアッバスには「パレスチナ問題を見捨てた」との批判の声もある。

 アッバスはインタビューで、「我々はパレスチナ問題をおろそかにはしていない」と反論。「パレスチナの独立を実現するためあらゆる努力をする」とし、「私は合理的思考をする。政権内で説得し、対話していく。

平和のための架け橋になりたい」と述べ、問題解決に向けて段階的に取り組む姿勢を強調した。

フランス。ロイター時事によると、レオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」の複製画が18日、パリで開かれた競売商クリスティーズのオークションに出品され、290万ユーロ(3億8000万円)で落札された。

 クリスティーズの広報担当者は「モナリザの複製画としては絶対的な記録だ」と驚きの声を上げた。

 「ヘッキングのモナリザ」として知られるこの複製画は17世紀に描かれたもので、1950年代に購入した所有者が本物だと主張していた。本物はパリのルーブル美術館が所蔵している。

 イエメン。AFP時事によると、内戦が続く中東イエメンの漁師、ファレス・アブドルハキームさんらは、その日も海に出て魚を取っていた。いつもと変わらぬ一日だった──クジラの腹からお宝を見つけるまでは。

 アブドルハキームさんら35人の漁師は2月、南部の都市アデンの沖合26キロの海上で漂流しているマッコウクジラの死骸を見つけた。

 死骸を岸まで運び、腹を開くと、中から「浮かぶ金塊」と呼ばれる龍涎香(りゅうぜんこう、アンバーグリス)を発見した。龍涎香は、マッコウクジラの腸内に生成する珍しい物質で、香料として利用されている。

 アブドルハキームさんらが見つけた重さ127キロの龍涎香は、アラブ首長国連邦(UAE)の実業家が150万ドル(1億6500万円)以上の価格で買い取った。国連(UN)の基準で世界最貧国の一つであるイエメンで暮らす多くの人にとって、想像もつかない額だ。

 売却金の一部は地元の生活困窮者の支援に使い、残りは漁師仲間で分け合った。お宝の発見は、漁師たちの人生を変えた。

 「船を買った人もいるし、家を建てたり、修理したりした人もいる。私は家を建てて、自分の未来を築いた。(中略)ここ(イエメン)の生活環境はいつも厳しいので」と、アブドルハキームさんはAFPに語った。

 漁師仲間の一人は、「私たちは素朴な人間だ。毎日その日の獲物を取りに行く漁師だ。その日の分の魚が取れたら、神に感謝する。神は突然、これを私たちにくださった」と語った。

 国連によれば、イエメンは内戦によって、世界で最悪の人道危機にあり、数万人が殺害され、数百万人が避難し、総人口3000万人の3分の1が何らかの支援に頼っている。

 アブドルハキームさんらにとっては、海が支援となった。「この海なしではやっていけない。海への愛が私の血に流れている」とアブドルハキームさんは話した。

ブラジル。1908年に日本からの最初の移民を乗せた「笠戸丸」がブラジル・サンパウロのサントス港に到着したことから「日本移民の日」とされる18日、首都ブラジリアの

 上院議会や国立図書館、大聖堂などが日本の国旗をイメージした色にライトアップされた。

 ブラジルには推定160万人とされる国外最大の日系人コミュニティーがある。ブラジル・日本議員連盟は18日、記念動画を配信。同連盟会長の下院議員ルイス・ニシモリは、

 異国の地での過酷な労働など「初期の(移民の)ショックは大きかった」としながらも現在は日系社会がブラジルの「成長と発展に活発に貢献している」と述べた。(共同)

 香港。中国政府に批判的な香港紙「リンゴ日報」に、再び香港警察の捜査が及んだ。

中国に反体制的な動きを取り締まる香港国家安全維持法(国安法)施行からまもなく1年。記事の内容が国安法に問われるなど、香港社会が守ってきた言論の自由が大きく傷ついている。

17日朝から始まった自社への強制捜査を、リンゴ日報電子版は動画や写真とともに詳報した。動画などによると、午前7時半から、警官を乗せた警察車両やバスがリンゴ日報本社に続々と到着。

100人を超す警官が一斉に本社に入り、編集局にある記者らの席に座ってパソコンに保存された記録を調べ、5時間余りの捜索で幹部や記者らのパソコン38台や取材資料などを押収した。

同社への大規模な捜索は昨年8月以来だ。国安法違反容疑で逮捕されたのは、同紙を発行する「壱伝媒(ネクストデジタル)」最高経営責任者(CEO)の張剣虹や最高執行責任者(COO)の周達権、同紙編集長の羅偉光ら5人。

 動画は4張らが連行される様子も伝えた。リンゴ日報本社前で会見した警察幹部は、2019年以降のリンゴ日報の紙面やデジタル版に掲載された30本の記事が、中国や香港政府に対する制裁を外国に求める内容だったとし、

 「(逮捕された)5人は同紙でとても重要な役割を果たしており、責任逃れはできない」と説明した。しかし、どの記事のどんな内容かは明らかにされていない。(新聞朝日)

    

 ♪何から何まで 真っ暗闇よ 筋の通らぬ ことばかり 右を向いても 左を見ても 馬鹿と阿呆の 絡み合い どこに男の 夢がある

 好いた惚れたとけだものごっこが罷(まか)り通る世の中でございます。好いた惚れたはもともと「こころ」が決めるもの…

 こんなことを申し上げる私もやっぱり古い人間でござんしょうかねえ。

 一つの心に 重なる心 それが恋なら それもよし しょせんこの世は 男と女 意地に裂かれる 恋もあり 夢に消される 意地もある なんだかんだとお説教じみたことを申して参りましたが、

 そういう私も日陰育ちのひねくれ者、お天道様に背中を向けて歩く、馬鹿な人間でございます。
                  昭和46年 傷だらけの人生 作詞:藤田まさと 作曲:吉田正

 北の大地。道のほぼ中央、上川支庁管内の中心・鷹栖町南1条3丁目の2世帯住宅で、18日午後7時半ごろ、自宅の居間から出火して、2時間後に消し止められたがこの家に住む3人の家族のうち

 70代の男が意識不明の重体、男の父親(90代)が重いやけどで重症、60代の妻は自力で逃げて軽症だという。警察と消防で火の出た原因を調べている。

 青森。18日午前6時半ごろ、横浜町上イタヤノ木のコンビニ駐車場で、歩いていた女性が道路に向かって走行していたワゴンにはねられた。

 この事故で横浜町吹越の吉田利香さん(57)が、胸などを強く打って病院に運ばれたが、2時間後に死亡が確認された。

 警察は、ワゴンを運転していた58歳の男から事情を聴くなどして、事故の原因を詳しく調べている。

 宮城。17日、仙台市泉区で赤信号を無視して車を運転したとして、栗原市の80歳の男が逮捕された。

30年以上、無免許だったという。道交法違反の疑いで逮捕されたのは、栗原市一迫に住むアルバイト従業員の80歳の男で、17日午前4時過ぎ泉区市名坂の国道4号で、赤信号を無視して軽自動車を運転した疑いで現行犯逮捕された。

 男は容疑を認めており、その後の調べで、男は1988年に免許取り消し処分を受けてから再取得していないことが分かり、無免許運転の容疑も加えて18日に送検された。

 無免許の期間は30年以上に及んでいて、警察ではこの期間中に車を運転していたかについても調べている。

 福島。18日正午過ぎ、郡山市八山田五丁目の八山田公園内のトイレで「男が倒れている」と通報があった。

 男は心肺停止の状態で病院に運ばれ、その後の検査で新型コロナウイルスの感染していることが分かった。消防によると男は運ばれた病院で死亡が確認されたという。

 郡山市は公園内のトイレを消毒後に開放していて、18日の12時20分~15時40分の時間帯にトイレを利用し感染への懸念がある人に対し、福島県が設けるコールセンターに連絡するよう広報している。

 <新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口>福島県コールセンター 0120-567-177。平日 8:30~21:00 土日祝日 8:30~17:15。

 長野。18日午前6時頃、長野県須坂市の女性(89)が自宅の庭でクマに背後から襲われ、右腕を骨折するなどの重傷を負った。

 女性は市内の病院に搬送されたが命に別条はない。須坂署によると、クマは足跡などから体長1・5mの成獣とみられ、女性を襲った後に逃げた。同署員らが付近を捜したが、同日午後8時現在、見つかっていない。

県警山岳安全対策課によると、クマに襲われて負傷した事案は今年初めてという。家族によると、女性は畑の花を摘もうと庭に出たところ、クマに襲われたという。玄関付近の植木鉢などが荒らされたほか、敷地内からはクマの爪とみられるものも見つかった。

 現場は長野電鉄村山駅から東400mの住宅街。県によると、親離れしたクマが住宅に迷い込んだ可能性があるという。

 埼玉。さいたま市大宮区のインターネットカフェで利用客が女性従業員を人質にして個室内で立てこもった事件で、埼玉県警は発生から32時間あまりたった18日午後10時40分ごろ、林一貴(かずたか)(40)を監禁容疑で現行犯逮捕した。

女性従業員は保護され、救急搬送されたが、けがはない模様だという。

 逮捕容疑は17~18日、大宮区桜木町のインターネットカフェの個室内で、20代の女性従業員を不法に監禁したとしている。「間違いありません」と容疑を認めている。

 県警によると、林は17日午前10時ごろ来店。午後2時ごろに女性従業員を個室に呼び、中から鍵をかけて出てこなくなった。個室は開口部や窓がなく、中の様子がうかがえなかったため、安否確認などが難航した。

 捜査員は個室のインターホン越しに会話を続けていたが、18日午後8時過ぎに容疑者から「休む。寝る」との発言があり、呼びかけに応答がなくなったため、午後10時半過ぎ、特殊工具を使って数秒で個室の鍵を解錠。

 複数の捜査員が室内に突入し、横になって寝ていた林を室外に引きずり出して取り押さえた。逮捕には無言で応じたという。

 林は立てこもっている最中、現金などの要求や主張をしておらず、県警は今後、詳しい動機を調べる。何とも不可解な事件だ。

18日午前9時ごろ、千葉市に住む48歳の女性の夫から「妻が日帰りの予定で沢登りに行ったが帰ってこない」と警察に通報があった。

 この女性は前の日に登山仲間の61歳の男と2人で秩父市中津川の山に沢登りに行っていた。通報を受けて山岳救助隊が捜索したところ、18日正午ごろ、2人が大若沢の滝つぼで死亡しているのが見つかった。

 警察は2人が滝を登っている間に転落した可能性があるとみて調べている。

 東京。都知事小池百合子は19日、東京五輪・パラリンピック期間に設置予定だった「ライブサイト」とパブリックビューイング会場計6カ所での競技中継を全て中止し、一部を新型コロナウイルスのワクチン接種会場に転用すると表明した。

政府のまん延防止等重点措置の期間が来月11日までとなったことを受け、東京都は、来月9日から始まる東京オリンピックの聖火リレーについて、重点措置期間中は、対象区域では、公道でのリレーを中止する方向で最終調整に入った。

都内の東京オリンピックの聖火リレーは、来月9日に、世田谷区の駒沢オリンピック公園をスタートし、来月23日まで行われるが、まん延防止等重点措置の期間が来月11日までとなったことから、

 東京都は、来月9日から11日までの間、重点措置の対象区域では、公道での聖火リレーを中止する方向で最終調整に入った。来週、実行委員会の会議を開いて正式に判断するか、無観客で、ランナーによるトーチキスなどの代替案を検討している。

 また、重点措置の対象区域外となる檜原村と奥多摩町でのリレーの開催可否についても協議する。

 神奈川。任期満了に伴う今年8月の横浜市長選挙をめぐり、立憲民主党が擁立に向け調整を進める横浜市大医学部教授の山中竹春が、出馬に強い意欲を示した。

 横浜市大の山中竹春は18日、横浜市長選に向け、立憲民主党の市内選出県議らが開いた意見交換会に出席。 山中の擁立に向け、党幹部による最終調整が進む中、政策への考えなどを確認するため、

 会では政治家を目指す理由や、IR誘致への考え方などの質疑があったという。終了後、山中は、「立憲民主党を中心に理解が得られれば、ぜひ(横浜市長選に)挑戦したいと考えている。

 カジノに関しては、私自身は明確に反対の立場です。 理由としては依存症が増えます。それにかかる治療コストの増大や、市が見込んでいる税収効果に関しても見直しが必要」と語った。

 一方、県連の幹部は「データをもとに政策を作るという、今の政治に欠けているものを持っている人」「応援する形でおおむねコンセンサスが取れた」と、支援したい考えを示した。

 愛知。豊橋市のアパートで、ペルー国籍の男の遺体が見つかり、同居していた女が傷害の疑いで逮捕された。

 17日午後8時過ぎ、豊橋市神野新田町のアパートの脱衣所で、ペルー国籍のセルキン・ムニヨス・アルバロ・エルモさん(36)が裸で横向きに倒れているを、同居している女性が見つけ119番通報した。

 セルキンさんはその場で死亡が確認されたが、遺体の腕や足にはあざがあったことから、警察が死亡した経緯を調べていた。

 その後の捜査で、セルキンさんと同居していた阿波根ナツキ(23)が、数日前にセルキンさんのわき腹を蹴るなどの暴行をし、けがをさせた疑いが強まり、傷害の疑いで逮捕。

 阿波根は調べに対し、容疑を認めているという。一方、司法解剖の結果、セルキンさんの死因は腸骨の動脈が切れたことによる病死と推定されている。

 京都。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、京都市内でホテルの新規開業が相次いでいる。

 インバウンド(訪日外国人客)は激減して、開店休業状態のホテルも多いが、ワクチン接種が着実に進む状況を受け、秋以降に観光需要が一定回復するとの見方が台頭。

 各ホテルはコロナ時代に合わせた新しいサービスを模索するとともに、ポストコロナに向けて攻めに転じつつある。

 緊急事態宣言下の今月6日、四条烏丸近くに「カンデオホテルズ京都烏丸六角」(中京区)がオープンした。築125年の京町家の雰囲気を残しつつ、スカイスパ(温浴施設)やサウナなどの設備を売りにしている。

 計画当初はインバウンドを取り込む予定だったが、コロナ禍を受けて当面は国内の観光客やビジネス客に照準を定める。国内客好みのベッドタイプの部屋を増やすなど客室仕様も変えた。

 コロナ禍での開業となったが、カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント(東京)の取締役倉地恵太は「初年度の客室稼働率の目標は80%。国内の内需で目標を達成させていく」と自信をのぞかせる。

 同じ日、世界遺産・二条城の近くで「ザロイヤルパークキャンバス京都二条」(中京区)が開業した。開放的なラウンジが特徴的で、1981年以降生まれの「ミレニアル世代」をターゲットにする。

 5月末にはプリンスホテルの新ブランドで関西初出店の「プリンススマートイン京都四条大宮」(下京区)も営業を始めた。

 今後も9月に米ヒルトンの高級ブランドホテル「ROKU KYOTO,LXRホテルズ&リゾーツ」(北区)が、11月に星野リゾート(長野県軽井沢町)の都市観光ホテル「OMO5京都祇園」(京都市東山区)がオープンする予定で、開業ラッシュは続く。

 京都の宿泊業界はコロナ禍の長期化で苦境が続く。京都市観光協会によると4月の客室稼働率は20・6%で、感染拡大前の2019年4月の89・9%にはほど遠い。特に外国人延べ宿泊数は19年4月比で99・8%減と壊滅状態にある。

 そんな逆風の中でも各ホテルはコロナ後をにらみ、国内観光需要の取り込み準備に余念が無い。「ワクチン接種が思ったより早く進んでいる。秋以降、それなりに国内需要が回復するのでは」。

 京都市内で多くのホテルを展開するホテルエムズ(中京区)の社長大槻紘平は見通しを語る。

 同社は10日、京都駅と四条大宮周辺に計3ホテルを同時開業した。コロナ対応でテレワークスペースを設け、自社開発のスマートチェックインシステムなどを導入した。

 インバウンド回復を確信し「今は京都に1300室あるが、将来的には少なくとも3千室、できれば5千室持ちたい」と意欲を示す。

 緊急事態宣言下、帝国ホテル(東京)は祇園甲部歌舞練場(京都市東山区)の隣接地に、オークラ(東京)は真宗大谷派岡崎別院(京都市左京区)の境内にそれぞれ高級ホテルを建てる計画を発表した。

 両ホテルとも、コロナ後に国内の観光都市の中で京都がいち早く立ち直るとみて、大型投資に踏み切る。コロナ前まで年間5千万人超の観光客が押し寄せていた京都で、コロナ後を見据えたホテル間競争が再び始まろうとしている。

 鳥取。18日、鳥取市北園の住宅街で、草むしりをしていた96歳の女性が孫の運転する車にひかれ死亡した。

 きのふの午後3時過ぎ、鳥取市北園の96歳になる女性が自宅前の駐車場で草むしりをしていたところ、駐車しようとした33歳の孫が運転する軽自動車にひかれた。

 この事故で96歳の女性は車の下敷きになり、市内の病院に搬送されが、1時間後に死亡が確認された。運転していた孫の女性に怪我はなかった。

 事故当時、この孫は、道路から家の前の駐車場に車を止めようと、道を曲がった所だったという。警察は96歳の女性が草むしりをしていた場所が、家の塀で隠れ孫の車からは死角になっていたかどうかなど、事故の経緯を調べている。

 大阪。近畿大学医学部(大阪狭山市)形成外科の教授磯貝典孝が地域の関連病院などと研究会を設立し、自らが所有するタワーマンションを研究会の活動で使う名目で、会費収入から年間240万円の賃料報酬を得ていたことが明らかになった。

使用実態はなかったという。研究会名義のクレジットカードも作成。会費を飲食費にも充てていた。大学はこうした研究会の設立を認めておらず、会費の使途などについて調査を始めた。

この研究会は「近畿大学形成外科再建・再生医学研究会」で、教授が10年以上前に設立した。会員は、形成外科の勤務医と勤務医らが派遣されている地域の病院院長ら。

会則によると、会員間の医療情報の交換や共同研究による学術の向上を目指すことを目的とし、年1回研究会を開催するなどとしているが、研究会が開かれない年も少なくない。

関係者は「会としての活動実態はほとんどない」と明かす。内部資料によると、近年では各病院から会費や賛助金として600万~800万円の収入があった。

事務局は形成外科の医局としているが、教授は2019年に自宅とは別のタワーマンション32階(大阪市北区)の一室を購入。会の活動に使うとして、研究会と賃貸契約を結ぶ形で年に240万円の報酬を得ていた。(新聞毎日)

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が20日で解除されるのに合わせ、大阪府の知事吉村が18日、条件付きで酒の提供を解禁することを決めた。

 酒の提供は感染の再拡大を招くと再三繰り返してきたが、売り上げが激減した飲食店の苦境は深まっている。板挟みで悩んだ末に、方針を転換することになった。

 知事が決めたのは、酒の提供は府の認証制度を申請した飲食店に限り、「まん延防止等重点措置」の対象区域とする府内全33市で午後7時まで、対象外の10町村でも午後8時までとすることだった。

 客の数は1グループ「2人以内」というルールも設ける。当初は、宣言が解除されても酒類提供の中止を続ける方針だった。前回の宣言が解除された3月1日以降、大阪市内の飲食店に営業時間の短縮などを要請したが、

   変異ウイルスの影響もあって感染者の拡大は抑えられず、医療逼迫(ひっぱく)を招いた苦い経験があるからだ。大阪市長松井から「食文化へのダメージが大きすぎる」と指摘されても、意見を曲げなかった。

 考えが揺れ始めたのは、16日夜、政府が酒類提供を認める方針を打ち出すという情報が伝わってからだ。当初は17日に宣言解除後の対応を決める予定だったが、「政府方針を確認する」として1日先延ばしにした。

 「酒の自粛が続けば、まじめに感染対策を取ってくれている店はこれ以上、もたないんじゃないか」。知事は周囲にこう漏らし、どんな条件なら酒の提供を認められるかを模索する方向にかじを切った。

 事務方の原案では、酒の提供を認める客の数は政府の要件と同じ「4人以内」だったが、知事は「4人だと大声でしゃべることになる」と懸念を示し、「2人以内」に厳しくすることが決まった。

 酒の提供を「原則自粛」としたのも、知事吉村の意向を受けたものだ。

 香川。17日午後5時過ぎ、観音寺市琴浪町の市営見卓団地の大船米子さんの家から火が出て、火は大船さんの家、90平方mと、隣接する住宅3棟を全焼し、2時間半後に消し止められたが、焼け跡から1人の遺体が見つかった。

 大船さんは火事が起きたとき外出していて無事だったが、一緒に暮らしていた60代の息子と火事の後連絡が取れなくなっているという。警察は、遺体は60代の息子とみて身元の確認を急いでいる。

 兵庫。加東市東古瀬、平池公園で大賀ハスが開花し、ふんわりとした淡いピンクの花びらが愛らしい姿を見せている。

 大賀ハスは千葉県の検見川遺跡から発掘された2千年以上前のものと推定される種子を、植物学者の大賀一郎が発芽させた。同公園では1983年、社町(現加東市)が鳥取県農業試験場から種子を譲り受けた。

 同市土木課によると、今年はほぼ例年通り6月中旬に開花した。見頃は7月上旬ごろまでという。加東市のホームページで開花状況を随時発信している。

 同課TEL0795・43・0505(平日のみ)。

 広島。18日の元法相河井克行への懲役3年の実刑判決で事件はひとつの節目を迎えたが、現金を受け取った側の処分など残された課題はまだある。

 判決を受けての被買収議員の動き。現金を受け取ったとされた当時の首長や地方議員全員が今回の判決で選挙買収があったと認定された。

 「陣中見舞い、当選祝い、こういうことで(克行被告から)もらったものですから、軽率であったと当事者として思っています」(広島市議藤田博之)

 「心から反省するしかないのが、私の今の状態ですし、私自身の処分というものが明確になるまで皆さま方から与えられた職責を果たすべく日々精進する」(広島市議三宅正明)

 「実刑ですから執行猶予がつかずに、それは司法の判断として非常に重いものであったというのは私の中で認識しております。控訴されるのは初めて聞いたので驚いている」(広島市議石橋竜史)

 (実刑判決をどう受けとめているか?)「いま本会議中でありましたので、聞いておりません。見ておりません。ごめんなさい。今から色んなあれがあるので、ごめんなさい。(色んなあれって何ですか?)私自身の問題もあります」(広島市議今田良治)

   被買収議員をめぐっては、県議会などで政治倫理審査会が行われ、議員1人1人に経緯などを説明する機会が与えられたが、用意した原稿を読み上げて短時間で終える形式で、真摯に説明責任を果たしたとは言い難い状況。

 また、議員辞職に言及した人は1人もいない。一方で、県議会政倫審の委員長中原は、今後の審査において18日の判決を重視する考えを明らかにしている。  また被買収議員をめぐっては、市民団体が処分を行うよう東京地検に告発していて、関係者によると、受け取った金額や回数に応じて近く何らかの処分が出されるとの情報も入っている。

 もし処分が出され、罰金刑以上の刑が確定すれば、失職につながることもあり、被買収議員側も今後、対応に追われる可能性も出ている。

 Q.今後注目されるのは被買収側ですが、法律上の処分は避けられない状況でしょうか?

 広島大学大学院・教授吉中信人さんは「買収と被買収はセットになっていますから、買収のほうが案里事件、克行事件で確定判決で、もらったんだと認められたことは非常に大きい。被買収の側もまったく安心ではなく自らどうするか考えていかなければならない」。

 Q.被買収議員が有権者に向き合っていない、説明責任を真摯に果たしているとは言い難い。この状況にはどう思いますか。

 「残念で情けない。刑事処分を受けるということはともかくとしても、まずはどこを向いているのか。有権者に対して、市民県民に対してまずは説明していくべきではないか。

 それをまずやるべきだと思います。起訴されるかされないかを待っているのではなくて、自ら率先して説明責任を果たしていくのが政治家としての責任のとり方として求められているんじゃないですかね」(広島大学大学院・教授吉中信人さん)。

 高知。南国市では、名産・ヤマモモを元気いっぱいの児童たちが収穫した。

南国市十市地区では、名産のヤマモモについて知ってもらおうと毎年、生産者が地元の児童を招いて収穫体験を行っている。きのふは小雨が降るなか、児童たちは、元気いっぱいでした。

 (Q.たくさん獲ったね!いくつ?)「150個ぐらい。ヤマモモジャムにして、食パンに塗って食べたい」

 収穫されたヤマモモの一部は子どもたちのジュースに加工されるという。

 愛媛。自民党の元官房長官(衆院愛媛1区)塩崎恭久(70)は19日、松山市内で会見を開き、次期衆院選に立候補しないことを明らかにした。

 塩崎は「長年取り組んできた政策課題に一区切りついた。若い世代にバトンタッチしたい」と説明した。具体的な後継候補は明らかにしなかった。

 塩崎は1993年の衆院選で旧愛媛1区から出馬し初当選。参院愛媛選挙区へのくら替えを経て、2000年衆院選から愛媛1区で7回連続当選。第1次安倍内閣で官房長官、第2次安倍改造内閣などで厚労相を務めた。

 福岡。福岡県などで幼いきょうだい3人の遺体が見つかった事件をめぐり、当初、自宅で病死したとされていた9歳の息子が、虐待死だった疑いが強まったとして、警察は父親を傷害致死などの疑いで逮捕した。

 事件は今年2月、飯塚市の自宅と鹿児島市のホテルで、2歳から9歳までの子供3人の遺体が見つかったもので、ホテルから飛び降りて重傷を負った父親の田中涼二は、きょうだい2人の首を絞め、殺害したとして、逮捕・起訴された。

 一方、自宅で見つかった9歳の大翔くんは、司法解剖で「病死」と判断されていたが、頭や太ももに複数のあざがあったことから、警察は、医師たちに意見を聞くなどして慎重に調べていた。

 その結果、父親からの暴行が原因で死亡した疑いが強まったとして、警察は18日、傷害致死と死体遺棄の容疑で再逮捕した。

 田中は、「息子が言うことを聞かず、ストレスが爆発してひどい暴力をふるってしまった」と供述しているという。

 長崎。佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)の観賞温室で、アリストロキア・ギガンティアの花が見ごろを迎えている。

8月末まで楽しめそう。同園によると、ウマノスズクサ科のつる性植物。原産地はブラジルで、20センチほどの大きな花を咲かせる。中央部には雄しべと雌しべが入っている袋があり、昆虫などを閉じ込め受粉を促す。

 同園職員の稲田涼子さん(29)は「花は霜降りの生肉に似ていて、インパクトがある。構造も面白いので、じっくり観察してもらえたら」と話している。

熊本。熊本市の八景水谷公園で19日朝、男が遺体で見つかった。

 遺体が見つかったのは熊本市北区の八景水谷公園で、19日午前6時半頃、散歩中の人が池のふちに倒れている遺体を発見。50代から70代くらいの男性で、紺色のシャツとハーフパンツを着ていた。警察が死因や身元の特定を急いでいる。

 午前9時ごろ上天草市松島町の国道266号線で軽乗用車が中央線を越えて対向車線の乗用車と正面衝突。

 軽乗用車を運転していた上天草市松島町の近くの尾崎光男さん(64)が病院に運ばれたが、3時間半後に死亡が確認された。現場は左カーブで、警察が事故の原因などを調べている。

 また、19日午後2時すぎ嘉島町下六嘉の町道交差点で乗用車と自転車が衝突し、男が死亡した。警察が身元などを調べている。

 鹿児島。今月11日、日置市で住宅など2棟が全焼し住人の85歳の男が遺体で見つかった火事で、行方が分からなくなっていた同居する息子が19日午前、見つかった。

 この火事は今月11日午前5時ごろ日置市東市来町湯田で内野幸男さん(85)の住宅など2棟が全焼し、焼け跡から内野さんの遺体が見つかったもの。

 内野さんの死因は焼死。内野さんと同居していた50代の息子は火事の後から行方が分からなくなっていて、現場から1.5kmほど離れた山道で息子の車が発見されていた。

 警察等によると19日午前9時ごろ、現場近くの路上でこの息子が発見されたという。息子は衰弱しているものの、受け答えができる状態で現在、病院で治療を受けている。

 警察は息子の回復を待って事情を聞くことにしている。

 ♪遠き別れに 堪えかねて この高楼(たかどの)に 登るかな 悲しむなかれ わが友よ 旅の衣を ととのえよ
君がさやけき 目のいろも 君くれないの くちびるも 君がみどりの くるかみも またいつか見ん この別れ
昭和25年 惜別の歌 作詞:島崎藤村 作詞:藤江英輔

 富山。富山市の保育施設と小中学校で下痢や嘔吐などを訴えた児童らの早退や欠席が相次いだ問題で、市保健所は、共通で出された牛乳が原因の可能性が高いとみて、牛乳を出した同市内の業者に食品衛生法に基づく営業停止処分を出す方針を決めた。

 市などによると、18日も体調不良を訴える児童らが相次ぎ、計1159人が早退や欠席をしたという。

 富山市保健所によると、発症者が出た保育施設と学校では、16日に給食やおやつで市内の牛乳製造業者が作った牛乳が出されたという。同社は保健所の調査に「毎日の製造と同じ手順で作業をしていた」と説明。

保健所は「状況証拠から牛乳が原因の可能性が高い」として、営業停止処分を出す方針を決めたという。発症までの早さや症状から、黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌などによる食中毒の可能性が高いとみている。

 市は発症者の出た小中学校の給食について、来週いっぱい牛乳の提供を取りやめる。保育施設でも原因が特定できるまでの間、牛乳のほか生野菜や果物の提供を控えるという。

 18日午後2時時点の集計で、同日に症状を訴えて欠席や早退をしたのは、公立・私立の保育所など計5施設と、市立小中学校計15校の計1058人。国立の富山大付属小学校でも午後4時時点で計101人が早退や欠席をしたという。

 福井。坂井市にあるゆりの里公園では、ユリの花が見頃を迎え多くの人の目を楽しませている。

ゆりの里公園には、14種類、15万本のユリが植えられている。2021年は、春の低温の影響でやや遅めの咲き始めとなったが、例年通り見頃の時期を迎え、色とりどりの花が凛としたたたずまいで咲き誇っている。

 午後7時からはライトアップも行われ、また違う風情を見せる。見頃は6月いっぱい。

 金沢。白山市と岐阜県白川村を結ぶ白山白川郷ホワイトロード(延長33・3キロ)で19日、冬季閉鎖中だった石川側の有料区間が2年ぶりに開通した。

 雨の中を中宮料金所を通過する観光客の姿が見られた。開通区間は中宮料金所から石川、岐阜両県境までの14・1キロと、県境から、岐阜側に位置するホワイトロード最高地点の三方岩駐車場(標高1450m)までの0・2キロの計14・3キロ。

昨年は無料区間で発生した土砂崩れの影響で通行できなかった。開通に先立ち、白山林道地元協力会による安全祈願祭が行われた。中宮料金所を訪れた利用客には記念品が配られた。

 全線開通は7月中旬の見込み。岐阜側への通り抜けはできず、同駐車場で折り返す必要がある。

通行料金は全線開通まで普通自動車が1300円、軽自動車が1100円。

 輪島市門前町黒島町の水産物加工会社「タマタニ」で18日、特産のトビウオの煮干し「とびがつお」作りが行われ、従業員10人が切り身を専用のかごに並べて乾燥させる作業に励んだ。

 とびがつお作りは、トビウオの旬である5月下旬から7月上旬の間に行われる。タマタニでは地元の鹿磯(かいそ)漁港直送のトビウオを使用。内臓やうろこを取り除き、塩ゆでした後に24時間乾燥させる。

 あっさりとした上品な風味が特長で、9割が消費される地元ではそうめんのだしなどに使われているという。専務の板垣猛さん(53)は「作る手間はかかるが、地元から愛される味を次代に残していきたい」と話した。

 来週に解禁となる羽咋市柴垣沖の天然岩ガキ漁で、新人海士(あま)3人が加わる。

地元漁師や移住者、会社役員と顔ぶれはさまざまで「江戸時代から続く伝統を絶やさない」と素潜り漁に臨む。夏の能登の味覚として有名な柴垣の岩ガキだが、担い手不足もあって海士は現在3人しかおらず、

漁業関係者は伝統の継承と岩ガキファンのすそ野拡大に向けた新人の活躍に期待する。柴垣の岩ガキ漁は毎年6月下旬から8月初旬ごろまで行われる。柴垣沖の海底からは真水が湧き出しており、餌が豊富なことから、採れる岩ガキは臭みがなく、濃厚なうまみが特徴だ。

 新たに海士となったのは漁師の吉川敬さん(67)、会社役員の山崎紘一さん(56)、ウェブエンジニア吉田圭哉さん(41)。  吉田さんは羽咋市出身で2016年に東京からUターンし、2年前に柴垣町に移って県漁協柴垣支所の手伝いをしてきた。山崎さんは2年前に金沢から柴垣に移住。2人とも「柴垣の岩ガキ漁に関心を持っていた」といい、

伝統の火を消すまいと担い手になることを決めた。吉川さんは漁船での一本釣り漁業をしており、さらなるやりがいを求めて一念発起した。

 支所によると、柴垣の海士は酸素ボンベを使わず、水深10m近くの海底にいる岩ガキを素潜りで採る。戦後に70人いた海士は高齢化や人口減少で減り続け、3年前から3人になった。昨年の天然岩ガキの水揚げ量は3トンだった。

 漁場の周辺は潮流が速く、漁が難しい。資源管理のため小さな岩ガキは採らない決まりで、素潜り漁には高い技術とノウハウ、体力が必要という。

 3人は5月に海士として柴垣支所に登録して以降、先輩の海士の指導を受けながら、体を慣らすため試験的に海に潜るなどしてきた。吉田さんは「まずは徐々に漁に慣れたい。体力的に厳しくても、ずっと憧れていた岩ガキ漁で頑張りたい」と表情を引き締めた。

 新人海士3人は、野口勉さん(73)、角尾正敏さん(68)、松岡誠さん(55)に学び、漁に出る。最年長で海士歴15年の野口さんは「 甘くはないが、担い手が倍に増えて頼もしい。若い人が柴垣の伝統漁を守ってくれるのはありがたい」と期待を込めた。

 石川県内では、けふ19日、新たに10人に新型コロナウイルスへの感染が確認された。

13日ぶりの2桁。19日午前10時までに855件の検査が行われ、このうち10人に新型コロナウイルスへの感染が確認された。

 内訳は経路不明が3人、濃厚接触者・接触者が4人、クラスター関係では高齢者福祉施設で1人、18日判明した職場クラスターで2人。

 夢に見て
 核なき国を
 夢に見て
 平和な世界を
 願う       広島・三良坂平和公園

   あれが阿多多羅山、
 あの光るのが阿武隈川。

 ここはあなたの生れたふるさと、
 あの小さな白壁の点点があなたのうちの酒庫さかぐら。
 それでは足をのびのびと投げ出して、  このがらんと晴れ渡つた北国きたぐにの木の香に満ちた空気を吸はう。
 あなたそのもののやうなこのひいやりと快い、
 すんなりと弾力ある雰囲気に肌を洗はう。
 私は又あした遠く去る、
 あの無頼の都、混沌たる愛憎の渦の中へ、
 私の恐れる、しかも執着深いあの人間喜劇のただ中へ。
 ここはあなたの生れたふるさと、
 この不思議な別箇の肉身を生んだ天地。
 まだ松風が吹いてゐます、
 もう一度この冬のはじめの物寂しいパノラマの地理を教へて下さい。
                     智恵子抄 高村光太郎

   Do it!(ともかくやりながさい)
  Go against!(風に向かって走れ)
                  熊川哲也

 朝の来ない夜はない 春の来ない冬もない 人生万事地球と同じ春夏秋冬 花も咲けば雨も降る。

 往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし
            酒井雄哉 高倉健の座右の銘

 午後の散歩はいつものコース。寺津用水の水量が少ないが、スムースに流れていた。体育館の駐車場には車が20台がいた。野良猫は桝谷さんち前の花梨畑に1匹もいなかった。

 野畠のお婆宅のマトバアジサイとバラが咲いていた。バス通りを渡って、坂道へ。和田さんちのマリーゴールドが目に入った。

 菊川さんちのバラがいい。尾田さんちのツツジや深紅のバラに赤白のセージ、4差路の角、米田さんちのアジサイは色づいていた。

 バラの上村さんち、深紅のバラが7輪になっている槌田さんち過ぎた。ツツジや夏椿のきれいな山津さんち、これまでの薪の上に丸太が薪にされたのか幾分減っていた。

 四つ角過ぎて 大柳さんちのトイ面の新築住宅には、大工さんはきていた。そのお隣は隣との境界線に型枠にコンクリートが流し込まれていた。その裏の空き地も宅地の造成が行われた。

 三差路の手前、かぼちぁの花がきれいな山元さんちの畑過ぎて、元洋菓子屋重さんち前過ぎて、三叉路の右手前方、型枠工場は、煙が上がっておらず、1台のクレーン車は帰っていた。

 Dr小坂、宇野さんはまだ帰られていない。なかの公園手前で右折、修平さんの庭にはツツジが咲いていた。実家の1輪のイバラが刈り取られて金銀木犀が姿を現した。

 ペンキ屋さんち、バラは1輪、花は咲いても実がならない白い花のザクロがいい。徳中翁宅、風車は回っており、バラやアジサイがいい。グりーンセンターは稼働していた。

 小原のお婆の庭は白のツツジがいい。辰次さんち、車庫の横には紫蘭、納屋の裏にはシャクヤクが朽ちていた。

 吉田の爺は見えず。白や紫のランのきれいな清水さんち、裏庭では笹ユリが咲いて、畑では紫のアヤメが朽ちて菊の一棟がいい。

 土村さんちの車庫前のオダマキが朽ちて、玄関前のツツジはきれいに咲いて待っていてくれた。

 燕のいない湯原さんち前、ハマナス、笹ユリ、ブラックベリー、ツツジ、ルビナス等が咲いていた。御爺に「ご苦労様」。

 さらに、茶色と黄色のススユリが咲き始めて鮮やかだ。オオアラセイトウ(大紫羅欄花)、別名ショカツサイ(諸葛菜)か゜消えていた。山本さんちの馬酔木の新芽がいい。坂本さんち前へ。

 タカネバラ、リキュウバイに1輪になったオオヤマレンゲも待っていてくれた。

 松本翁宅、庭のニワ藤、雲南原産の黄梅やルビナス、鉢物の卯の花、西洋ツツジやアジサイにエンジェルトランペットが咲いていた。ガレージには屋久島萩やくちなしの鉢物があった。

 みすぎ公園へ向かった。三叉路の対面で、新築住宅へ左官屋さんが来ており「ご苦労様」。井上さんちの虫取り撫子が朽ち始めていた。

 清水さんちの対面のお宅では夏椿が5輪咲いていた。中村さんちのバラがいい。三叉路の細川さんちの庭では二羽の名古屋コーチンが、見えず。いつものように次の三叉路は逆Vターン。角家ではアザレアにガクアジサイがいい。

 シャラの花がいい森さんちの前から 辻さんちやバラの田中さん、中村のお爺宅過ぎて、角さんちのホタルブクロがいい。

 沢谷さんち前から大手町ハイツの裏の柏葉アジサイを見つつ、四栁さんちの鉢物の明日葉から猪﨑さんちのトトロのまえへ。

 京堂さんち前からバス通りを渡った。ミモザの枝をバサッと切った杉本さんちの前からコンビニの裏通りへ。ホタルブクロの北さんちの四つ角。徳田さんの二枚の田んぼでは苗が、風でそよそよと揺れていた。ひょっとこ丸はまだ帰られていない。

 ヤマボウシやバラ、パンジー等の綺麗なDr谷内江さんち過ぎて、ドウダンツツジやマツバボタン、パンジーやカーラの咲いている藤田さんちの四つ角へ。

 お隣、生垣のウバメガシの赤く色づいた山本さんちの生垣の中のシャクヤクは消えてマツバボタンが咲いていた。

 山本さんちの玄関前の落葉低木の花。花は白く下向きに咲いているが、和名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する。チシャノキ、チサノキなどとも呼ばれるエゴの木の花は散っていた。

 山本さんちの畑には梅雨明けを待つピインクノタチアオイか咲いていた。飯田さんちのピインクの5輪のバラ、奥村さんちのアジサイも1輪咲き出して、瀬戸さんちの畑の1輪のバラにキウリやトマトの花を見つつ、

 本田さんちの紫蘭にツツジ、鱒井さんちの庭のフパンジーなどが待っていてくれた。

 朝夕の散歩は、9105歩、距離は5、9km、消費カロリーは341KCal、脂肪燃焼量は24g。

 苦しいこともあるだろう。
 云い度いことも あるだろう。
 不満なこともあるだろう。
 腹の立つこともあるだろう。
 泣き度いこともあるだろう。
 これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。
                 山本五十六 「男の修行」

 他人から「どう思われるか」より、他人のために「何ができるか」。

 冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、競わず、争わず、もって大事をなすべし
                                    高倉健

 「出合いこそ力」と訴えていたのは白山麓、白峰に「僻村塾」を開いて、ゴルフ場などの乱開発を戒めた直木賞作家の故高橋治。

 回光(えこう)返照(自らの光を外へ向けるのではなく、 内なる自分へ向けて、心の中を照らし出し、自分自身を省みること)

 人に愛 花に水
 People love to water the flowers

 めくるたび 思いわ(は)尽きぬ 朱鷺の保護
         他人わ(は)知りても 知りえずいまも
                 佐渡 高野高治(享年84)

 年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず
           唐代の詩人 劉 希夷(651~678)

 だっておやすみ やさしい顔した娘たち
 おやすみ やはらかな黒い髪を編んで
ちょ  おまへらの枕もとに胡桃色にともされた燭台のまはりには
 快活な何かが宿つてゐる(世界中はさらさらと粉の雪)
                   立原道造「眠りの誘ひ」から

   わたしはただ一介痩身の無名詩人
 樹間に湧く無量 の感に涙しぼり
 地に満つる落葉や雑草にも
 無情の声を呑み
 天かける白雲に
 うたた民族流離の歌をきく

 よしや骨肉ここに枯れ果つるとも
 八月の太陽は
 燐として 今 天上にある
 されば 膝を曲げ 頭を垂れて
 奮然 五体の祈りをこめよう
 祖国帰心
 五臓六腑の矢を放とう
     昭和二十六年八月(断食悲願の詩より)
                 泉 芳朗

 奄美群島は日本の敗戦によって米軍統治下に置かれ、1953年(昭和28年)12月25日に日本に復帰した。

 枯れ葉舞ふ百万遍の交差点 
  なにするも上手き児のゐて木の実独楽
 青葉して一島大きく膨らみぬ
訪ふ家の 標となせり花水木
 いかなごに目あり口あり尾鰭あり
 春場所や大阪駅に力士どち
 年ごとに語り部の減り原爆忌
 身ほとりに どかと居座る残暑かな
 初燕 造り酒屋の軒先を(呉春の酒蔵)
 軒下の土塊に生れ つくづくし
 落椿 産土(うぶすな)の径 明るうす
 袋帯 ぽんと叩きて年新た
 年の瀬や 独り第九をイヤホーン
 おでん屋の棚に鎮座し 招き猫
 思う事多くなりけり 年の暮れ
 桜蘂降るを踏みしめ女坂
 のどけしや ゆったり動く象の耳
 春光に映ゆるステンドグラスかな
 耕人の影うごき初む朝まだき
 紅椿 一輪部屋を明るうす
 突堤に巨船の泊つる晩夏かな
 学びたし夏の球児の一途さを
 盂蘭盆や 人見て法を説けと母
 隣り合ふ 受験子の絵馬 恋の絵馬 
            箕面市 藤堂俊英

 もののふの八十娘子(やそおとめ)らが汲みまごう寺井の上の堅香子(かたかご)の花
          大伴家持 万葉集 巻19 4143

 掃けば散る掃かねばなおもよりつもる 庭のもみじもおのが心も
            詠み人知らず

 漁り火に 鰍(かじか)や浪の 下むせび
          松尾芭蕉  山中温泉にて

 水鳥の往くも帰るも後絶えて されども道は忘れざりけり
          萩野浩基

 能登はやさし海の底まで小春凪
         東京日野市 棚山波朗 歌碑は出身地の明蓮寺(志賀町長沢)にある。

 九条を骨抜きにする多数決
         小松市 妻木義山

 trust me.
 I Have a Dream

            2021年6月19日(ふ)

・∴・--------------------------------------------------

【戻る】

■ご感想は?。

日々のことなどは
【東風 (あいのかぜ)に吹かれて】

【気象情報】

回天蒼生塾 『能登・加賀 東風に吹かれて』創刊