大地震 山間部で支援の遅れ深刻化 ネパール

 2015年、皐月、5月4日 。石川県内は、曇りのち時々雨。金沢の最高気温は24度。

 風薫る5月、みどりの日。朝の散歩は、なまごみ捨てのコースで、バス停の方向へ。

 誰もまだ出していなかったが、前方から若い人が来られたので、「おはようございます」と、一緒にシートや網を広げた。

 このまま散歩へ。若い人はバス停の角のひとだった。右折して、コンビニ方向へ。途中、柴犬連れの北さんに会い「おはようございます」。

 バス通りを渡って、旧ため池をさせつすると、時折お会いする柴犬連れの親父さんが糞の始末をされていたので「おはようございます」。

 みすぎ公園前のごみ捨てステーション車で来られた奥さんに「おはようございます」。一回りして、旧道へ出ると、手前に白亜の学院大、

 その向こうに犀奥の山々が見えたが、雪もかなり減っていた。在所の中へ入っていくと、キジバトにキジの鳴き声がした。

 黄色のボタンが目に入るし…、ツツジが美しい。右になかの公園の四つ角を過ぎていくが、宇野さんはまだのようだ。洋菓子屋の叔母さんも。

 西さんは伸びた木の伐採中で「おはようございます」。対面の山津さんの庭では、オオテマリが見事に咲いていた。次の四つ角は右折して

 坂道へ。右手のリキュウウメは健在なり。バス通りを渡って、桝谷さんち横の花梨の畑ではピンクの花。小粒だが可愛いい。

 体育館の駐車場には10数台の車が駐車していた。寺津用水の水量は相変わらず、少なかった。

 この後は、小屋に入って、緑茶を戴いた後、豆を挽いて、カフェを4、5杯分を点てた。

 時間を見てゆっくり飲む時が至福のひとときだ。

 金沢。市の中心部を流れる浅野川では、きのふ、色とりどりのこいのぼりを川の流れで泳がせる「鯉流し」が行われた。

 このイベントは、金沢の伝統工芸、加賀友禅を川に流して洗う「友禅流し」のようにこいのぼりを川に泳がせようと、地元の人たちが

 大型連休にあわせて行い、今年で15回目で、こいのぼりは金沢市内をはじめ全国から寄せられたもので、金沢市中心部を流れる

 浅野川の川岸にロープを渡し、赤や青など色とりどりの280匹が、川の中を泳いでいるような位置に取り付けられた。川岸には、

 川の中で優雅に泳ぐこいのぼりを見ようと多くの観光客や親子連れが訪れ、こどもたちは、川の水に足を浸したりこいのぼりに触れたりして楽しんでいた。

 北の大地。稚内市で、きのふエゾヤマザクラが開花した。

 1月6日に沖縄の石垣島でヒカンザクラが開花してから、4カ月で桜前線は日本列島を縦断した。気象台によると、稚内市ではきのふの

 午前10時すぎに5月下旬並みの気温14・1度を記録し、稚内公園の標本木で5、6輪の開花が確認された。稚内市内は4月下旬から

 平均気温が高く、平年より11日、昨年より8日早い開花となった。気象庁の観測地点で開花が確認されていないのは、釧路市だけになった。

 神奈川。箱根山で、先月下旬から火山性地震が増えている。

 今後、高温の水蒸気などが突発的に噴き出す恐れもあることから、気象庁は注意を呼び掛けている。GWで多くの観光客が訪れている

 箱根山の大涌谷周辺では、先月26日頃から火山性地震が増加している。さらに、大涌谷の温泉施設の一部では噴出する蒸気の圧力が

 普段より高まり、量も急増していることが分かった。このため、気象庁はきのふの夕方、臨時の火山情報を発表した。

 直ちに噴火につながるものではないとしているが、大涌谷周辺では今後、突発的に高温の水蒸気が噴出し、それに伴って石や土砂が

 噴き出す恐れがあるとしている。気象庁は、今朝から現地に職員を派遣して調査を行うことにしている。

 ネパール。大地震の発生から、発生から8日が過ぎた。

 倒壊した建物のがれきが、生き残った被災者の生活の再建を困難にしている。先月25日にネパール中部で発生したマグニチュード7.8の

 大地震では、周辺国と合わせてこれまでに7300人以上が死亡した。ネパールでは生存者の発見の可能性が低くなったとして外国の

 援助隊の中に帰国する動きが出始めているが、日本など20か国は残って活動を続けている。

 また、32万棟余りの建物に被害が出ていて、人口の1割に当たる280万人が屋外での避難生活を強いられているが、倒壊した建物の

 大量のがれきが被災者の生活の再建を困難にしている。首都カトマンズから東に20キロほど離れたサクーはかつて交易の拠点として栄え、

 古い町並みで知られていたが、地震で、建物の9割が全壊または半壊の状態だという。テント暮らしを強いられている住民たちは、

 危険をおかして、がれきの山と化した自宅の上に登り、レンガなどを手作業で取り除きながら、食料や当面の生活に使えそうな生活用品を

 取り出そうとしていた。経営していた雑貨店が全壊した男は、「復興には10年はかかかると思うが、何世代もここに住んでいるので、

 出て行くつもりはない」。

 地震で大きな被害が出た首都カトマンズ郊外の町では、地元の大学生たちが今後の町の再建にいかそうと、建物の被害状況の調査を始めた。

 調査を行ったのは、カトマンズの中心部から10キロ余り離れた古都バクタプルにある大学の工学部の学生30人で、学生たちは、3日、

 地震工学が専門の講師とともに、バクタプルの住宅などの被害を1軒ずつ確認していった。バクタプルでは、至る所で住宅が倒壊しているうえ、

 倒壊を免れた住宅の多くも壁にひびが入って住み続けるのが危険な状態。学生の中には自宅が被害を受けた人もいるが、皆、真剣な表情で

 外壁のひびの状態をカメラで撮影するなどして記録していた。調査を行った女子学生は、「地元の被害を詳しく知るのは悲しいことですが、

 目を背けることはできません。この調査は、次の地震への備えになると思います」。調査は、今後2週間かけて町の全域で行われ、

 学生たちは、取り壊す住宅や改修が必要な住宅を分類したうえで、その結果を地元の行政に提供し、今後の町の再建に役立ててもらうことにしている。

 調査を行っている大学の講師は、被害が大きいのはレンガなどで作られた耐震性の低い建物だと指摘し、鉄筋コンクリートの使用を促していきたいと話していた。

 ネパールの大地震で、雪崩に巻き込まれ、重傷を負った日本人女性が、きのふ帰国の途に就いた。

 雪崩に巻き込まれた小幡友子さん(50)は「(エベレストと逆方向の山で)ものすごい音がして、みんなでふり返った瞬間に、山の裾の

 幅いっぱいに、わたしたちには見えたが、ドンと雪崩が来ました」と語った。

 エベレストに登るため、ネパールを訪れていた小幡友子さんは、ベースキャンプで休憩中に立っていられないほどの揺れを感じ、

 テントの外へ逃げたあと、雪崩に襲われた。小幡さんは「逆側に逃げたが、10歩も走らないうちに、雪崩に巻き込まれたという感じです」と語った。

 小幡さんは、両脚を骨折するなどの重傷を負って、現地の病院に入院していたが、8日ぶりに退院し、帰国の途に就いた。

 ♪でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た
哀しみは 島わたる 波のよう 哀しみは 島わたる 波のよう

 ウージの森で あなたと出会い ウージの下で 千代にさよなら
島唄よ 風にのり 鳥と共に 海を渡れ 島唄よ 風にのり 届けておくれ わたしの涙

 でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ ささやかな幸せは うたかたぬ波の花
ウージの森で 歌った友よ ウージの下で 八千代に別れ

 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を
海よ 宇宙よ 神よ 命よ このまま永遠に夕凪を

 島唄は 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄は 風に乗り 届けてたもれ 私(わくぬ)の涙(なだば)
島唄は 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄は 風に乗り 届けてたもれ 私の愛を
        1992年 島唄  THA BOOM 作詞作曲:宮沢和史

 ネパール。大地震から1週間が過ぎた2日、倒壊した家屋の跡から101歳の男が救出された。

 現場は首都カトマンズの北西に位置するヌワコト地区。男の健康状態は安定している。けがの程度や生き延びた経緯などは明らかでない。

 カトマンズから車で3時間のシンドゥパルチョーク、人口30万人のこの地域では、3日現在、地震によりネパール国内で最も多い

 2829人の死亡が確認されている。山あいに小さな村が点在しているが、土砂崩れなどで道路が寸断され、捜索や医療支援などの活動が難航している。

 シンドゥパルチョークにある学校では、日本の緊急援助隊医療チームが診療所を開設し、医療活動を行っている。

 この診療所を訪れた患者はこれまでに200人。骨折などをしているにもかかわらず、地震発生後一度も治療を受けていなかった患者も多いという。

 国際緊急援助隊医療チームの副団長大友康裕さんは「まだまだ医療の配置が不十分。手のついてない地域がたくさんあり、小さなチームが

 入って患者を見つけている」。救援物資もこの地域にはほとんど届いていないという。

 被災者「(支援も)何もしてくれない。(政府は)私たちに関心がない」「このままでは死んでしまいます」、地震発生から1週間、

 被災者にとって厳しい状況が続いている。

 アゼルバイジャンで、アジア開発銀行(ADB)の会合に出席しているネパールの財務相マハトは「被災した村落の中には、全家屋が

 倒壊したとの情報はあっても救援隊が到達できていない場所がある」と述べた。マハトは、全壊または半壊した家屋が30万棟近くに

 上るとして、諸外国に技術、知識面や財政面での支援を呼び掛けた。

 ♪春の小川は、さらさら行くよ 岸のすみれや、れんげの花に
すがたやさしく 色うつくしく 咲けよ咲けよと ささやきながら 

 春の小川は、さらさら行くよ えびやめだかや こぶなのむれに
今日も一日 ひなたでおよぎ 遊べ遊べと ささやきながら 
       1912年 春の小川」 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 文部省唱歌(四年)

 長野。57人が死亡するなど戦後最大の犠牲者を出した去年9月の御嶽山(3067m)の噴火から、先月の27日で7カ月が経った。

 去年7月、南木曽町で大規模な土石流が発生してから先月の9日で9カ月になった。

 土石流が起きた沢の砂防ダムでは今も大量の土砂の撤去作業が進められているが、作業が終わるまでに2年はかかる見通しで、

 二次災害への不安は消えないままだ。南木曽町の梨子沢で起きた大規模な土石流では、中学1年生の男の子が犠牲になったほか、

 住宅など44棟が全半壊するなどの被害が出た。

 現地では壊れた建物の撤去作業はほぼ終わったが、住宅の再建は進んでおらず、10世帯の人たちは今も町営住宅などで生活を続けている。

 去年11月22日の震度6弱を観測した長野の北部地震から、先月の22日で5カ月になった。

 住宅などに被害が出た北部地震で、雪解けの時期を迎えた白馬村で、壊れた住宅の取り壊しが4か月ぶりに再開されている。

 白馬村神城の堀之内地区では雪解けとなり、被災した住宅の取り壊しや公民館の撤去作業が再開された。住宅の取り壊しは、雪が降り積もったため、

 去年12月中旬から冬の間、中断していた。村によると、先月24日までに87件・125棟の住宅や倉庫などで取り壊しの申請があった。

 申請あった建物の解体は7月末までに終えたいとしている。

 ♪白い花が 咲いてた ふるさとの 遠い夢の日 さよならと 云ったら 黙ってうつむいてた お下げ髪
悲しかった あの時の あの 白い花だよ

 白い雲が 浮いてた ふるさとの 高いあの峰 さよならと 云ったら 木霊がさよならと 呼んでいた
淋しかった あの時の あの 白い雲だよ

 白い月が ないてた ふるさとの 丘の木立に さよならと 云ったら 泪の眸でじっと 見つめてた
悲しかった あの時の あの 白い月だよ
     昭和25年 白い花の咲く頃 作詞:寺尾智沙 作曲:田村しげる

 うちなー。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設で、けふ午前、長島北側のスパット台船2基に作業員の姿が確認された。

 沖縄防衛局は台船を使い海底ボーリング調査関連の作業を行っているとみられる。海域にある掘削機が取り付けられている大型クレーン船は

 この日午前10時半現在、作業員の姿はない。臨時制限区域を示すように設置されている浮具(フロート)沿いに、沖縄防衛局の警戒船が

 30隻余り配置されている。新基地建設に反対する市民らはカヌー10艇ほどで辺野古崎方面で展開。海上保安庁のゴムボート十数艇が

 周りを取り囲んでいる。キャンプ・シュワブのゲート前には親子連れら50人以上の市民が集結し新基地建設の中止へ声を上げた。

 抗議集会では今月17日に那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開催する「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」への

 結集を求める声が相次いだ。「(大会が)沖縄の将来がかかっていると言っても過言ではない」、「総力を上げて大会を大成功に

 終わらせよう」などと声が上がった。

 那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で、17日午後1時から開かれる「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」の

 運営委員を務める県議や市民団体の代表者らは、きのふ県議会で、会議を開き、大会のプログラムなどについて議論した。

 知事翁長や共同代表のあいさつに加え、県外、国外の著名人に登壇してもらうことを検討している。

 県民大会を周知するため、11日には共同代表の一部と県議らが県庁周辺でチラシを配布するなどの街頭活動を実施する。横断幕も作製しており、

 県内各地に設置する。新聞広告やラジオCMなども活用する方針。大会に参加できない人に対しても、大会カラーの青色の服や装飾品などを

 身に着けることで、新基地建設反対の意思を示してもらうよう呼び掛けることも決めた。

 ♪白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘 北国の ああ 北国の春 季節が都会ではわからないだろうと届いたおふくろの小さな包み あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな

 雪どけ せせらぎ 丸木橋 落葉松の芽がふく 北国の ああ 北国の春  好きだとおたがいに言いだせないまま別れてもう五年あの娘はどうしてる  あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな

 山吹 朝霧 水車小屋 わらべ唄聞こえる 北国の ああ 北国の春  兄貴も親父似で無口なふたりがたまには酒でも飲んでるだろか あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな
         1977年 北国の春 作詞:いではく 作曲:遠藤実

 解散総選挙。安倍内閣の2年間の評価を問う第47回衆院選は去年暮れの14日に投開票された。

 「景気回復、この道しかない」――。解散総選挙で安倍自民党が掲げた景気浮揚策は日本に「格差」という負の側面をもたらしている。

 戦後最低のわずか52%という投票率に象徴されるように、今度の衆院選をしらけさせた大きな責任が野党第1党の民主党にもあったのは

 今さら言うまでもない。

 去年、一番痛快だったのは、先月の沖縄県知事選挙で、普天間基地の辺野古移設に反対する前那覇市長翁長が当選したことだ。

 敗戦から70年となる年が明けている。

 日本は焼け跡から奇跡の高度成長を達成したが、バブル崩壊を経てデフレに陥り、少子高齢化という大きな転機に立っている。

 「戦争を知らない世代」が大半を占め、体験を聞く機会はどんどん減ってゆく。外に目を向ければ、東アジアはもちろん世界の環境も大きく変わった。

 くしくも、「戦後レジームからの脱却」を信条とする安倍が、衆院選の勝利を受けて新しい年へ踏みだしている。

 日本国憲法の施行から68年を迎えた憲法記念日のきのふ、「平和といのちと人権を! 戦争・原発・貧困・差別を許さない」をテーマにした

 集会が、横浜市西区の臨港パークで開かれた。安倍政権が解釈改憲で集団的自衛権行使を可能にし、改憲を進めようとする中、

 主催者発表で3万人が参加。その数がアナウンスされると、会場は拍手でわいた。危機感を募らせ集まった市民らは、戦争放棄をうたう

 九条を引き継ぐ思いを新たにした。

 埼玉県ふじみ野市の団体職員(33)は3月に生まれたばかりの長男を抱いて参加した。「今、ぼやっとしていて、いつのまにか

 戦争する国になっていたら絶対に後悔するから」。母と夫、子供二人の三世代で来た。「平和を守りたい思いに、この子たちを産んでからは

 家族を守りたいという思いが加わりました」と二人の子の顔を見た。

 母のみよ子さん(64)は亡き父が第二次世界大戦に出征し中国で戦った。「(安保法制で)自衛隊に入る人が減れば、徴兵制になっても

 おかしくない」と危ぶんだ。

 東京都狛江市の主婦(53)は夫(51)と子ども二人と参加。この主婦は来日する外国人の日本語教師。「うちの子も紛争地の子も同じ命。

 誰かの都合で奪われてはいけない。話し合いで解決しようとせず、なぜ戦争をと考えるのか」と政権の姿勢を疑う。

 安倍の「わが軍発言」を受けて知人が作った「戦争法案を阻止せよ 『わが軍』を迎え討つのはわが九条」と書いたのぼりを掲げた。

 長男(10)は「僕と同じ年代の子が戦争で殺されるのはイヤだな」と顔をしかめた。

 「核兵器の廃絶というのは、憲法が目指している平和への第一歩だと思っています」。青空の下、誓いの言葉が響いた。

 横浜市緑区の青山学院大3年の相原由奈さん(21)は、他の大学生2人とともに若者代表としてステージで発表した。3人は、

 高校時代に核兵器廃絶を訴える署名を集める「高校生平和大使」を務め、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に届けた仲間だ。

 相原さんが平和の問題を考えるようになったのは、高2の夏。修学旅行で長崎市を訪れ、被爆者の話を聞いた。「平和のバトンを

 次の世代に渡してほしい」。その言葉が胸に響き、平和大使に応募し、103条ある日本国憲法の全文も読んだ。「世界平和を誓った前文や、

 憲法9条は世界の誰が読んでも大事と思えるのでは」。だが、大学の講義で自民党が2012年にまとめた改憲草案を習うと、

 9条が変更され、自衛隊は「国防軍」とされていた。

 「環境権とか新たに加えてもいい権利もあるが、9条は変えてほしくない」。相原さんはこう願いつつ、同世代の責任を語った。

 「今の憲法や自民党の草案をきちんと読み、変わるならどうなっていくのかと考えていくことが大事」という。

 GWを利用して、8日間という長期の米国滞在を楽しんできた安倍。

 今回の訪米でハッキリ分かったのは、安倍が誰のために政治をやっているのか、ということだ。本来、政治は国民のためにあるものだが、

 安倍の場合は違う。すべて自分のためだ。そのためには国民だって差し出すのだ。

 「安倍の政治行動は、他人から称賛されたいという虚栄心、手柄を上げたいという功名心、あるいは“A級戦犯”容疑者だった祖父・岸信介の

 名誉を回復したいという執念に尽きると思う。一国のリーダーは、国益のために己をむなしくする必要があるのに、安倍には国民のためという

 発想が欠けている。今回の訪米も酷かった。大統領オバマの歓心を買うために、国益を度外視し、米国のために日米ガイドラインを見直し、

 自衛隊を差し出し、しかも国会での審議はこれからなのに、米国には勝手に成就を約束してしまう。TPP交渉も拙速に進めているし、

 ここまで自分本位の総理は戦後、初めてでしょう」とは、政治評論家の森田実。

 今年のGW、国内旅行者数は過去最高だそうだが、国民は浮かれている場合ではないはずだ。

 憲法9条を「改正すべきだと思わない」が55%で、「思う」の27%を大きく上回った。

 これは新聞毎日が憲法記念日を前に4月18、19の両日に実施した全国世論調査による。昨年4月の調査では「改正すべきだと

 思わない」51%、「思う」36%だった。政府・与党が集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案の準備を進める中、

 9条改正慎重派は増えている。一方、憲法を「改正すべきだと思う」は45%、「思わない」は43%でほぼ拮抗した。

 安倍内閣支持層では、憲法を「改正すべきだと思う」57%、「思わない」31%、9条を「改正すべきだと思う」40%、

 「思わない」42%で、全体傾向より改憲派が多い。不支持層では、憲法を「改正すべきだと思う」30%、「思わない」61%、

 9条を「改正すべきだと思う」13%、「思わない」75%だった。

 支持政党別にみると、憲法を「改正すべきだと思う」は自民支持層で54%、維新支持層で62%に上り、公明支持層は「思う」と「思わない」が

 ともに40%だった。民主支持層の58%、共産支持層の83%は「思わない」と回答した。支持政党はないと答えた無党派層は

 「思わない」46%、「思う」42%だった。9条に関しては、主要政党の支持層でいずれも「改正すべきだと思わない」が「思う」を上回った。

 ただ、安保関連法案を今国会で成立させる政府の方針に「賛成」(34%)と答えた層では、9条を「改正すべきだと思う」52%、

 「思わない」34%だった。憲法解釈変更だけでなく、条文改正を望む意識が強いことが読み取れる。

 参院では現在、改憲の発議に必要な「3分の2以上」の賛成を与党だけでは確保できない。来年の参院選で改憲を争点として重視するか

 どうかという問いでは、「重視する」が56%、「重視しない」が33%だった。憲法を「改正すべきだと思う」層と「思わない」層の

 いずれも「重視する」が60%を占めており、改憲への賛否が選挙結果にどう影響するかは現時点で見通せない。

 ♪泣けた こらえきれずに 泣けたっけ あの娘と別れた 哀しさに
山のかけすも 鳴いていた 一本杉の 石の地蔵さんのよ 村はずれ

 遠い 遠い 想い出しても 遠い空 必ず東京へ ついたなら
便りおくれと 云った娘(ひと)りんごのような 赤いほっぺたのよ あの泪(なみだ)

 呼んで 呼んで そっと月夜にゃ 呼んでみた 嫁にもゆかずに この俺の
帰りひたすら 待っている あの娘はいくつ とうに二十はよ 過ぎたろに
    昭和30年 別れの一本杉  作詞:高野 公男 作曲:船村徹

 栃木。同居する母親の首などを包丁で刺した疑いで、宇都宮東署は、きのふ宇都宮市松風台の谷田部峻矢(28)を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。

 母親の谷田部和子さん(53)は搬送先の病院で死亡が確認されており、警察は容疑を殺人に切り替えて調べている。

 谷田部はきのふの午前9時半頃、自宅内で和子さんの首などを包丁で刺して殺害しようとした疑い。谷田部は両親と3人暮らしで、

 父親は事件当時は外出していた。血が付いた服のままで、家の外にいた谷田部を近所の住民が見つけ、110番した。谷田部は「口論になり、

 かっとなってやった」と話している。

 宮城。大震災の発生から4年余りたっても避難生活を余儀なくされている人たちを励まそうと、東松島市の仮設住宅で春祭りが開かれ、

 大型連休を利用して訪れた県内外からのボランティアと住民が一緒に長さ36mのジャンボのり巻きを作った。

 春祭りが開かれたのは、東松島市の「矢本運動公園仮設住宅」で、ここの仮設住宅は、当初およそ400世帯が入居し、その後、

 災害公営住宅などに移った人もいるが、震災の発生から4年余りがたった今も、280世帯が避難生活を続けている。

 けふは、仮設住宅の住民と仮設住宅の自治会の呼びかけに応じ、大型連休を利用して訪れた東京や愛知などからのボランティア、

 300人が、ジャンボのり巻き作りに挑戦した。テーブルに広げたのりの上に、ボランティアの学生らがご飯や焼き卵、かんぴょうなどの

 具をのせていった。合図とともに住民たちが一斉に巻いていくと長さ36mののり巻きが完成した。夫婦2人で仮設住宅で暮らす

 78歳の御婆さんは、「狭い部屋での生活が続き、ストレスがたまりますが、学生たちから元気をもらい笑顔になりました」。

 仮設住宅の自治会長、小野竹一さんは、「仮設住宅に取り残されたと思い沈みがちな住民も多いので、ボランティアから励ましをもらって、

 みんなで一丸となって頑張っていきたい」。

 ♪背のびして見る 海峡を 今日も汽笛が 遠ざかる あなたにあげた 夜をかえして 港 港 函館 通り雨

 流す涙で 割る酒は だました男の 味がする あなたの影を ひきずりながら 港 宮古 釜石 気仙沼

 出船 入船 別れ船 あなた乗せない 帰り船 うしろ姿も 他人のそら似港 三崎 焼津に 御前崎
     昭和44年 港町ブルース  作詞:深津武志 補作:なかにし礼 作曲:猪俣公章

 ドイツ。南部ダッハウにあるナチスの強制収容所が米軍に解放されてから70年を迎えたことを記念し、収容所跡で3日、首相メルケルや

 元収容者らどが参加して追悼式典が行われた。メルケルは「私たちは忘れない。当時の犠牲者、私たち自身、そして次世代のために」と演説し、

 過去と向き合う姿勢を強調した。また、昨年起きたベルギーのユダヤ博物館のテロ事件などを例に、今もユダヤ人への憎しみが存在すると指摘。

 「決して目を閉じてはならない」と呼び掛けた。ダッハウの施設は、ナチスが政権掌握後の1933年に初めて設置した強制収容所。

 中国。台湾の与党、国民党の主席朱立倫は、けふ中国共産党の総書記(国家主席)習近平と北京の人民大会堂で会談した。

 両党のトップ会談は2009年5月以来。双方は台湾における対中警戒感の高まりを受け、低迷する中台関係の再構築を目指す。

 1月に主席に就いた朱が与党トップとして習と会うのは初めて。会談では、中国が主導するアジアインフラ投資銀行への台湾加盟問題や、

 最近の中台交流に反発が強い台湾の若年層らの支持獲得に向けた交流の在り方などを協議。

 会談は、今後の交流や来年1月の台湾次期総統選に影響するとみられている。

 ♪波の背の背に 揺られて揺れて 月の潮路の かえり船
霞む故国よ 小島の沖に 夢もわびしく よみがえる

 捨てた未練が 未練となって 今も昔の せつなさよ
瞼あわせりゃ 瞼ににじむ 霧の波止場の 銅鑼の音

 熱いなみだも 故国に着けば うれし涙と 変わるだろう
鴎ゆくなら 男のこころ  せめてあの娘に つたえてよ
     昭和21年 帰り船 作詞:清水みのる 作曲:倉若晴生

 静岡。金太郎こと坂田金時の出身地とPRする小山町の金時公園で、きのふ富士山金太郎春まつりが開かれ、今年1月に町の観光親善大使に

 就任したエジプト出身の大相撲力士、大砂嵐金崇郎(きんたろう)関が参加した。

 「キンタロウ」つながりで町と交流を続けており、まつりへの参加は2回目。赤ちゃん同士が対戦する泣き相撲で行司役を務めるなどして、

 会場を盛り上げた。小学生との取組では、立ち合い前ににらみつけ、激しく押し合った末に土俵を割ってみせるパフォーマンスも。

 「エジプトから来た金太郎」に会場から惜しみない声援が送られた。

 鹿児島。与論島の地主神社で、きのふ国の重要無形民俗文化財に指定されている「与論十五夜踊り」が奉納された。

 地元住民や観光客ら160人がユーモラスな芝居や優雅な踊りを楽しんだ。

 踊りは沖縄と与論島、本土の文化を融合させ、1561年に創作されたとされ、能や狂言の影響を受けた芝居「一番組」と沖縄の手踊りを

 取り入れた「二番組」の演目が交互に演じられる。

 この日は時折小雨が降る中、住民らは境内にシートを広げて宴会をしながら鑑賞。一番組で、殿様から買い物を言い渡された男が

 都の商人にだまされて破れた傘を買う芝居「三者囃子」が奉納されると、会場は笑いと拍手に包まれた。

 ♪何から何まで 真っ暗闇よ 筋の通らぬ ことばかり 右を向いても 左を見ても 馬鹿と阿呆の 絡み合い どこに男の 夢がある

 好いた惚れたとけだものごっこが罷(まか)り通る世の中でございます。好いた惚れたはもともと「こころ」が決めるもの…

 こんなことを申し上げる私もやっぱり古い人間でござんしょうかねえ。

 一つの心に 重なる心 それが恋なら それもよし しょせんこの世は 男と女 意地に裂かれる 恋もあり 夢に消される 意地もある

 なんだかんだとお説教じみたことを申して参りましたが、そういう私も日陰育ちのひねくれ者、お天道様に背中を向けて歩く、馬鹿な人間でございます。
       昭和46年 傷だらけの人生 作詞:藤田まさと 作曲:吉田正

 江戸東京。2000年の噴火で色彩を失った伊豆諸島・三宅島に今、再び緑が芽吹きつつある。

 噴火後数年は、大量の火山灰の噴出と堆積や火山ガスが島をむしばみ、スダジイなどの常緑広葉樹が白く立ち枯れ、乾いた山肌に泥流が発生した。

 荒れた山肌にはハチジョウイタドリやオオバヤシャブシなどが根を下ろし、森の土台が築かれつつある。噴火による全島避難後、

 住民の帰島が実現して10年。数年前には三宅高校と東京の農業高校の生徒たちが協力して行う緑化プロジェクトがスタートした。

 往時の緑を取り戻すには、100年単位の時間が必要だという。一歩ずつ、しかし着実に、回復の歩みは進む。

 今朝8時半ごろ、江戸川区清新町の首都高速道路中央環状線の外回りで、乗用車3台が衝突する事故があった。

 この事故で、8人がけがをしているが、いずれもけがの程度は軽いという。乗用車3台のうち、前の車2台は、後ろの部分が大きく

 へこんでいて、追突されたようだ。また、後ろにあるワゴン車はフロントの部分が大きく壊れていて、衝撃が大きかった。現場は、

 首都高速道路中央環状線の外回りの葛西ジャンクションの手前で、警視庁は、2車線あるうちの左側の1車線を交通規制して、事故の詳しい

 状況を調べている。

 ♪白い夜霧の灯りに濡れて 別れ切ないプラットホーム ベルが鳴る ベルが鳴る
さらばと告げて手を振る君は 赤いランプの終列車

 涙かくして 微笑み合(お)うて 窓に残した心の温み あの人は あの人は
いつまた逢える旅路の人か 赤いランプの終列車

 遠い汽笛に うすれる影に 一人たたずむプラットホーム さようなら さようなら
瞼の奥に哀しく消える 赤いランプの終列車
        昭和27年 赤いランプの終列車 作詞:大倉芳郎 作曲:江口夜詩

 リビア。沖合に浮かぶすし詰め状態のボートは移民船。

 イタリアの沿岸警備隊が救助に向かい、最初に子どもが救出され無事を確認。さらに次々と残りの移民が救助船に乗せられていった。

 この2日以内でリビア沖合で救助された移民は、あわせて5800人に上る一方で、10人の死亡が確認された。地中海では、

 リビアやアフリカ諸国の政情不安に伴い、船でヨーロッパを目指す不法移民が後を絶たず、ヨーロッパ各国は移民船が転覆し、

 700人が死亡した事故が先月起こって以降、海上での監視・救助活動を強化している。

 千葉。今朝9時すぎ、匝瑳市(そうさし 旧八日市場市と匝瑳郡野栄町)新堀の九十九里浜の海岸から30mほど離れた沖合で、男が

 あおむけの状態で浮いているのを近くにいた人が見つけ、消防に通報した。男は病院に搬送されたが、1時間半後に死亡が確認された。

 男は年齢が70代ぐらいで、溺れて死亡したとみられ、警察が身元の確認を進めている。この海岸は近くの人たちが、よく潮干狩りをする

 場所だということで、浜辺ではこの男のものとみられる潮干狩りの道具が見つかった。

 あめつちに われひとりゐて たつごとき このさびしさを きみはほほゑむ
                            法隆寺にて 会津八一

 愛知。半田市で、「亀崎潮干祭」が始まり、多くの家族連れなどで賑わった。

 「亀崎潮干祭」は半田市亀崎地区で300年続けられてきた祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されている。また、国がユネスコの

 無形文化遺産に登録を目指す「山・鉾・屋台行事」の一つにも選ばれている。きのふは山車5台が町を練り歩いたあと、海辺に引き下ろされ、

 引き手の「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声とあわせて引き回すと、観客から歓声が上がった。この祭りはけふ4日も行われた。

 青森。きのふの朝4時半過ぎ、弘前市城南2丁目のアパートの1階2号室から出火、木造総2階建てアパートの15平方mを全焼し、

 部屋から男1人の焼死体が見つかった。火元の部屋に1人で住んでいた太田亨さん(68)の行方が分からなくなっており、弘前署が

 遺体の身元や出火原因を調べている。

 ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの よしや うらぶれて異土の乞食となるとても

 帰るところにあるまじや ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ そのこころもて

 遠きみやこにかへらばや 遠きみやこにかへらばや
            犀星  抒情小曲集から

 富山。JR北陸線からあいの風とやま鉄道への移管に伴い、JR系売店が廃止された魚津駅に、きのふ、おにぎりや弁当、地元食材や

 輸入食品などを扱う新店舗「魚源商店」が新たに開店、初日から多くの駅利用者や地元客でにぎわった。

 富山市の駅弁製造の「源」が出店。乗降客だけでなく、地元民にも来店してもらえるよう、コンビニ品に加え、地元人気店の商品や

 土産を集め、珍しい輸入食材も販売。65五平方mに、300品種が並ぶ。中央のカウンターを台所のように配置し、客と店員が気軽に

 話せる雰囲気をつくった。この日は午前10時のオープンを待つ地元民や観光客らの列ができ、店内は早速、混み合った。

 魚津宮本みそ店の「手作り味噌」や「飲む糀」、げんげ・ほたるいかクッキー、魚津市内の喫茶店の本格コーヒーが人気を集めた。

 あいの風では「駅舎の活性化や電車利用者の増につながれば」と期待。移管に伴って県内5駅にある売店やコンビニ17店が閉店しており、

 「駅によって(乗降客などの)事情は違うが、人が集まる工夫をしていきたい」。

 営業時間は大型連休の4~6日が午前8時~午後8時。7日以降は毎日午前6時~午後8時。

 福井。美浜町新庄の森と暮らすどんぐり倶楽部キャンプ場で、紅ドウダンツツジ祭りが始まっている。

 地元でよく見られる低木の紅ドウダンツツジを知ってもらい、地域活性化につなげたいと企画。3回目の今年は、コアジサイなどを含めて

 30種2千鉢以上を展示、即売している。来場者らは、ブドウの房のように垂れ下がる紅ドウダンツツジの花が風に揺れる姿を、いとおしげに

 見つめていた。初日は2千円前後の鉢がよく出たという。代表の松下照幸さん(66)は「紅ドウダンツツジの赤い花と、緑の葉の

 コントラストを楽しんでほしい」と呼び掛けていた。明日5日まで開かれている。

 夜もすがら 春のしろへの 風ふけど
 増穂の小貝 くだけずにあれ
                 福永武彦

 能登。きのふの朝4時半過ぎ、七尾市の能登島大橋で乗用車が軽乗用車と正面衝突し、そのまま逃走するひき逃げ事故があった。

 事故があったのは能登島半浦町(七尾市)の能登島大橋の上で、乗用車が対向してきた軽乗用車と正面衝突し、そのまま逃走した。

 この事故で、軽乗用車を運転していた七尾市に住む70代の女性が、腰の骨を折るなどの大けがをしたほか、同乗していた60代の女性が

 右足の骨を折るなどのけがをした。警察では、逃走した黒色の乗用車の行方を追っている。

 能登半島を代表する観光名所、輪島の「朝市」は、大型連休を利用して訪れた観光客でにぎわった。

 360mの通りに新鮮な海産物や輪島塗などの土産物を売る露店が並ぶ、朝市。大型連休後半のさなかの今朝は、ときおり小雨が降る

 天気になったが、露店の営業が始まる午前8時ごろから、多くの観光客でにぎわった。観光客は、店先に立つ女性たちに声をかけられると

 足を止め、世間話をしながら土産を買い求めていた。岐阜県から来た女性は、「ドラマを見て、能登半島に初めて来ました。

 新鮮な物が売られていて、たくさん土産を買いました」。朝市組合によると、北陸新幹線の開業や連続テレビ小説「まれ」の効果で、

 今年の大型連休は、好景気だった20年以上前と同じくらいの人出があるという。6日まで5連休になっているため、組合では、

 4連休だった去年の倍近い6万5000人を超える人出を見込んでいるそうな。

 きのふの午前10時ごろ、内灘町室で、農作業をしていた62歳の男が、県道高松宇野気線近くを河北潟方向に向かって歩いている

 クマを目撃した。警察や猟友会が付近を捜索したところ、午後3時過ぎになって、1キロほど離れた畑にいるクマを見つけ、その場で射殺し、

 捕獲した。捕獲されたクマは、体長が1m10センチ、体重が100キロくらいの大人のオスのツキノワグマだった。

 クマの目撃から捕獲までの間に人への被害はなかったが、警察や消防が、一時、パトロールするなど、警戒にあたった。

 金沢。JR西日本は、滋賀県内の湖西線で強風が見込まれるため、夕方から夜にかけての特急サンダーバード号11本を米原駅経由で

 運転すると発表した。各駅の到着が30~40分遅れる見込み。後続の北陸、東海道、山陽新幹線に通常通りの乗り継ぎができない

 可能性がある。迂回運転が決まったサンダーバード号は、

 【北陸方面行き】サンダーバード33号(大阪駅17時12分発)~43号(大阪駅20時07分発)、および95号(大阪駅19時12分発)

 【大阪方面行き】サンダーバード36号(金沢駅16時13分発)~42号(金沢駅18時42分発)

 憲法記念日のきのふ、金沢市広坂2丁目のいしかわ四高記念公園で、「県憲法を守る会」が主催する「戦争させない!5・3県民集会」が開かれた。

 労働組合の関係者や社民党議員ら300人が参加し、護憲や平和運動を訴えかけた。集会の冒頭、会の代表委員・岩淵正明弁護士が、

 安倍政権の進める安全保障関連法案について「いつでもどこでもどんな形態での戦争にも加担できることを示す一歩になる」と批判した。

 主催側の呼びかけで、社会派アイドルグループ「制服向上委員会」のメンバー5人も東京から参加した。リーダーの清水花梨(かりん)さん(18)は

 「集会を通じて平和活動を応援したい気持ちになった」と。集会の後、参加者らは市中心部をパレードした。途中、右翼団体とみられる

 車両が参加者を騒音で威嚇する場面もあった。集会とパレードに参加した志賀町の公務員の男(50)は「(自衛隊と米軍の役割分担を

 定めた)日米ガイドラインの見直しなど、9条が骨抜きになっている。憲法が危ないという気持ちで来た」。

 石引4丁目の本多の森ホールでは、九条の会・石川ネット主催の県民集会があり、政治学者の五十嵐仁が集団的自衛権と憲法9条を

 テーマに講演した。

 北陸最大のクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ金沢『熱狂の日』音楽祭2015」の本公演が、始まった。

 明日5日までに170のコンサートが催され、金沢市内に音楽が鳴り響く。

 今回のテーマは「パシオン・バロック」で、バロック時代に活躍した作曲家の曲が中心。メイン会場の県立音楽堂では、きのふ

 欧州屈指のアンサンブル「リチェルカール・コンソート」の所属演奏家らが、バロック時代の作曲家・フローベルガーの「わが身に

 来たるべき死への瞑想」などを披露し、鍵盤楽器や弦楽器の繊細な音色が会場を包み込んだ。

 期間中は有料公演のほか、金沢駅構内や周辺の商業施設など10か所で無料公演も行われる。詳細は公式ホームページ(http://www.lfjk.jp)で

 確認できる。問い合わせは実行委事務局(076・232・8111)へ。

 加賀。GW恒例の九谷茶碗まつりが、能美市ではじまり、多くの人でにぎわっている。

 去年から会場を九谷陶芸村に移して行われている九谷茶碗まつり。会場には、60の業者が軒をつらね、訪れた人は、通常の半値以下の

 品もあるとあって一つ一つ手にとりながら品定めしていた。また、今年は、金沢駅発午前8時半発など(40分おきに)会場まで

 直通の無料シャトルバスが初めて運行され、きのふは、去年以上の人出になったという。九谷茶碗まつりは明日5日まで開かれている。

 きのふの午後1時過ぎ、白山市橋爪町の松本由則さんの住宅から火が出た。

 火は木造2階建ての住宅1棟を全焼し、45分後に消し止められた。警察と消防では、今朝から実況見分を行い原因を調べている。

 Do it!(ともかくやりなさい)
 Go against!(風に向かって走れ)
                  熊川哲也

 朝の来ない夜はない 春の来ない冬もない 人生万事地球と同じ春夏秋冬 花も咲けば雨も降る。

 往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし
            酒井雄哉 高倉健の座右の銘

 他人から「どう思われるか」より、他人のために「何ができるか」。

 冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、競わず、争わず、もって大事をなすべし
                                    高倉健

 人に愛 花に水
 People love to water the flowers

 風薫る皐月も4日に替わった。月日の経つのは、何とも早い。

 鹿児島に居る古瀬さんから。千葉に居る99歳の母親の見舞いに向かったが、誕生日の2日前に逝った。大往生でしたので

 家族も泣いた人はいなかった。私は3人の子どものうちで、一番気質があっていたので、泣いてしまったという。合掌。

 裏の庭木から、時折、キジバトの鳴き声が聞こえる。

 夕方の散歩は何時ものコースだが、雨具を用意しないで出てきた。雲をみれば今にも雨が降りそうで、気にしながら歩いた。ずぶ濡れになっちぁ

 おしまいだと、橋本さんちの小路から最短コースで帰ってきた。

 さすがに畑に出ている人はいなかった。

 夕方は冷えてきて、ちと肌寒い。雨が降り、風が強くなり、表や裏の木々がゆれて、唸り声が聞こえる。

 自由さに慣れて不自由 懐手
            箕面 藤堂

 trust me.
 I Have a Dream

                 2015 皐月、5月4日(ふ)
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